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注釈 Ash-Shu'araa (26) — الشعراء

マッカ章 · 227 節

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طسٓمٓ ﴿١﴾

ター・スィーン・ミームン。これらの文字の意味合いは、すでに雌牛章の冒頭で述べたところである。

تِلْكَ ءَايَـٰتُ ٱلْكِتَـٰبِ ٱلْمُبِينِ ﴿٢﴾

これは、虚偽とは異なる、明瞭な真実を明らかにするクルアーンの諸節である。 لعلك بخع نفسك ألا يكونوامؤمنين

لَعَلَّكَ بَـٰخِعٌۭ نَّفْسَكَ أَلَّا يَكُونُوا۟ مُؤْمِنِينَ ﴿٣﴾

使徒よ、おそらくあなたは布教に熱心なあまり、かれらが信者にならないので、悲しさで死ぬほど苦悩するだろう。

إِن نَّشَأْ نُنَزِّلْ عَلَيْهِم مِّنَ ٱلسَّمَآءِ ءَايَةًۭ فَظَلَّتْ أَعْنَـٰقُهُمْ لَهَا خَـٰضِعِينَ ﴿٤﴾

もしわれらが望めば天から奇跡を降ろすので、かれらの首はそれに恐れ入って垂れたままになる。しかしながらかれらを 試すために、そうはしなかった。かれらは、見えない世界を信じるか?

وَمَا يَأْتِيهِم مِّن ذِكْرٍۢ مِّنَ ٱلرَّحْمَـٰنِ مُحْدَثٍ إِلَّا كَانُوا۟ عَنْهُ مُعْرِضِينَ ﴿٥﴾

でも、慈悲あまねき方からかれらに唯一性と預言者の真実であることの新しい啓示がもたらされるたびに、かれらはいつ も背き去るだけである。

فَقَدْ كَذَّبُوا۟ فَسَيَأْتِيهِمْ أَنۢبَـٰٓؤُا۟ مَا كَانُوا۟ بِهِۦ يَسْتَهْزِءُونَ ﴿٦﴾

かれらは使徒がもたらしたものを嘘であると拒否する。でも、かれらが笑い草にしてきた知らせが、確証をもって今にか れらに降りかかり、懲罰が降される。

أَوَلَمْ يَرَوْا۟ إِلَى ٱلْأَرْضِ كَمْ أَنۢبَتْنَا فِيهَا مِن كُلِّ زَوْجٍۢ كَرِيمٍ ﴿٧﴾

かれらは不信仰を続けて、この大地を見ないのか。われらがどれだけ多くの美しく、果実の豊かな種類の植物をその中に 育てたことか。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿٨﴾

確かにどれだけ多くの種類の植物をその中に育てたかということに、ひとつの印がある。かれは死んだものを復活させた のだが、かれらの多くは信じない。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿٩﴾

使徒よ、真にあなたの主は偉力大であり、支配されることはなく、信仰を持つ者たちには、慈悲深い方なのである。 ページ 1 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

وَإِذْ نَادَىٰ رَبُّكَ مُوسَىٰٓ أَنِ ٱئْتِ ٱلْقَوْمَ ٱلظَّـٰلِمِينَ ﴿١٠﴾

使徒よ、あなたの主が、ムーサーに呼びかけて、アッラーを拒否した不正な民が人々を奴隷にしているので、そこへ行き なさい、言ったときを思い出せ。

قَوْمَ فِرْعَوْنَ ۚ أَلَا يَتَّقُونَ ﴿١١﴾

それはフィルアウンの民で、ムーサーはかれらを優しく導き、アッラーを意識して、その命令を遵守し、禁止を守るよう に、指導すべきだと言われた。

قَالَ رَبِّ إِنِّىٓ أَخَافُ أَن يُكَذِّبُونِ ﴿١٢﴾

ムーサー(平安を)は言った。主よ、かれらがわたしを拒絶し、伝えるべきことも拒否することを恐れる、 ويضيق صدرى ولا ينطلق لسانى فأرسل إلىهرون

وَيَضِيقُ صَدْرِى وَلَا يَنطَلِقُ لِسَانِى فَأَرْسِلْ إِلَىٰ هَـٰرُونَ ﴿١٣﴾

わたしの胸は狭まり、わたしの舌はアッラーを呼ぶのにもつれて思うに任せられない。だから天使のジブリール(平安 を)を兄弟のハールーンに遣わして、かれがわたしを補佐できるようにしてください。 ولهم على ذنب فأخاف أن يقتلون

وَلَهُمْ عَلَىَّ ذَنۢبٌۭ فَأَخَافُ أَن يَقْتُلُونِ ﴿١٤﴾

また、かれらはわたしにコプト教徒を殺したという殺人罪を科しているので、かれらがわたしを殺害するのを恐れる。

قَالَ كَلَّا ۖ فَٱذْهَبَا بِـَٔايَـٰتِنَآ ۖ إِنَّا مَعَكُم مُّسْتَمِعُونَ ﴿١٥﴾

かれは言った。いいやとんでもない、殺しなどはしない。だからあなた方2人は真実を示すわれらの印を持って行きなさ い。確かにわれらはあなた方を支援して、何を言って何を言われているかを、共に聞いている。何も気づかないことはな いのだ。

فَأْتِيَا فِرْعَوْنَ فَقُولَآ إِنَّا رَسُولُ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٦﴾

だからあなた方2人は、フィルアウンの所に行って言いなさい。「わたしたちは、すべての世界の創造主の使徒である。」

أَنْ أَرْسِلْ مَعَنَا بَنِىٓ إِسْرَٰٓءِيلَ ﴿١٧﴾

「イスラーイールの子孫を、わたしたちと一緒に出て行かせてください」。 قال ألم نربك فينا وليدا ولبثت فينا من عمركسنين

قَالَ أَلَمْ نُرَبِّكَ فِينَا وَلِيدًۭا وَلَبِثْتَ فِينَا مِنْ عُمُرِكَ سِنِينَ ﴿١٨﴾

かれ(フィルアウン)はムーサーに言った。わたしたちはあなたが幼少のとき、わたしたちの間で育てたではないか。あ なたの生涯の多くの年月を、わたしたちの間で過ごしたではないか。それでどうして今、預言者であると主張するのか。 ページ 2 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

وَفَعَلْتَ فَعْلَتَكَ ٱلَّتِى فَعَلْتَ وَأَنتَ مِنَ ٱلْكَـٰفِرِينَ ﴿١٩﴾

あなたは自分の仲間を守るため、コプト教徒を殺した。あなたはわたしの恵みを認めず、忘恩の人だ。

قَالَ فَعَلْتُهَآ إِذًۭا وَأَنَا۠ مِنَ ٱلضَّآلِّينَ ﴿٢٠﴾

ムーサー(平安を)はフィルアウンに言った。わたしがあなたの言ったことをしたのは、啓示を受ける前で、使徒として 遣わされる前のことであった。

فَفَرَرْتُ مِنكُمْ لَمَّا خِفْتُكُمْ فَوَهَبَ لِى رَبِّى حُكْمًۭا وَجَعَلَنِى مِنَ ٱلْمُرْسَلِينَ ﴿٢١﴾

その後、わたしはあなた方の報復が恐ろしくなって、かれを殺してからマドヤンへあなた方から逃避した。でも、わたし の主はわたしに英知を授けて、人びとに送られる使徒たちの一人にした。

وَتِلْكَ نِعْمَةٌۭ تَمُنُّهَا عَلَىَّ أَنْ عَبَّدتَّ بَنِىٓ إِسْرَٰٓءِيلَ ﴿٢٢﴾

あなたがイスラーイールの子孫を奴隷化したのに、あなたがわたしを見逃してくれたことは、あなたのわたしへの優遇だ と言うのか。見逃してくれたからと言って、それでもわたしがあなたに唱道することは妨げられないのだ。

قَالَ فِرْعَوْنُ وَمَا رَبُّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿٢٣﴾

フィルアウンはムーサーに言った。あなたがその使徒であると主張する、すべての世界の主とは何なのか。

قَالَ رَبُّ ٱلسَّمَـٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضِ وَمَا بَيْنَهُمَآ ۖ إِن كُنتُم مُّوقِنِينَ ﴿٢٤﴾

かれは言った。諸天と地とその間の、すべての創造されたものの主である。あなた方がこれを確信するなら、かれだけを 崇拝せよ。 قال لمن حوله ألا تستمعون

قَالَ لِمَنْ حَوْلَهُۥٓ أَلَا تَسْتَمِعُونَ ﴿٢٥﴾

フィルアウンは取巻きの参謀たちに向かって言った。あなた方はムーサーの答えと、その嘘の主張を聞いたか。

قَالَ رَبُّكُمْ وَرَبُّ ءَابَآئِكُمُ ٱلْأَوَّلِينَ ﴿٢٦﴾

ムーサーは言った。あなた方の主はアッラーであり、あなた方の先祖の主でもあった。

قَالَ إِنَّ رَسُولَكُمُ ٱلَّذِىٓ أُرْسِلَ إِلَيْكُمْ لَمَجْنُونٌۭ ﴿٢٧﴾

フィルアウンは言った。あなた方に遣わされたというこの使徒は、気違いだ。答え方も知らないし、その言うことはつじ つまが合わない。 ページ 3 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

قَالَ رَبُّ ٱلْمَشْرِقِ وَٱلْمَغْرِبِ وَمَا بَيْنَهُمَآ ۖ إِن كُنتُمْ تَعْقِلُونَ ﴿٢٨﴾

ムーサーは言った。わたしが唱道するアッラーは、東と西とその間にあるすべての世界の主である。もしあなた方が理解 するならよかったのに。

قَالَ لَئِنِ ٱتَّخَذْتَ إِلَـٰهًا غَيْرِى لَأَجْعَلَنَّكَ مِنَ ٱلْمَسْجُونِينَ ﴿٢٩﴾

フィルアウンは反論できないで言った。あなたがわたし以外に神を奉るなら、わたしはあなたを投獄するだろう。 قال أولو جئتك بشىء م بين

قَالَ أَوَلَوْ جِئْتُكَ بِشَىْءٍۢ مُّبِينٍۢ ﴿٣٠﴾

ムーサーは言った。たとえ、わたしがアッラーからもたらされたもので、明白にわたしの真実であることを示す何かをあ なたにもたらしても囚人にするのか。

قَالَ فَأْتِ بِهِۦٓ إِن كُنتَ مِنَ ٱلصَّـٰدِقِينَ ﴿٣١﴾

フィルアウンは言った。あなたの言うことが本当なら、あなたの主張することが真実だということを示すものを提示して みろ。 فألق عصاه فإذا هى ثعبان م بين

فَأَلْقَىٰ عَصَاهُ فَإِذَا هِىَ ثُعْبَانٌۭ مُّبِينٌۭ ﴿٣٢﴾

そこでムーサーは杖を投げると、見なさい、それは大蛇になった。

وَنَزَعَ يَدَهُۥ فَإِذَا هِىَ بَيْضَآءُ لِلنَّـٰظِرِينَ ﴿٣٣﴾

またかれの手を服に入れたときは白くないのに、出すと、見なさい、それは誰が見ても癩病ではないが真っ白だった。 قال للملإ حوله إن هذا لسحرعليم

قَالَ لِلْمَلَإِ حَوْلَهُۥٓ إِنَّ هَـٰذَا لَسَـٰحِرٌ عَلِيمٌۭ ﴿٣٤﴾

フィルアウンは取巻きの参謀たちに言った。確かに、これは熟練の魔術師である。 يريد أن يخرجكم من أرضكم بسحره فماذا تأمرون

يُرِيدُ أَن يُخْرِجَكُم مِّنْ أَرْضِكُم بِسِحْرِهِۦ فَمَاذَا تَأْمُرُونَ ﴿٣٥﴾

かれは自分の魔術で、あなた方をこの国から追い出そうとしている。それであなた方はかれをどうするように助言するの か。

قَالُوٓا۟ أَرْجِهْ وَأَخَاهُ وَٱبْعَثْ فِى ٱلْمَدَآئِنِ حَـٰشِرِينَ ﴿٣٦﴾

かれらは言った。かれとその兄弟をここに留めておいて、町々から魔術師を召集する者を遣わしましょう。罰するのを急 がないように。 ページ 4 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 يأتوك بكل سحار عليم

يَأْتُوكَ بِكُلِّ سَحَّارٍ عَلِيمٍۢ ﴿٣٧﴾

かれらは腕の立つ魔術師全員を、あなたのところに連れて来るでしょう。

فَجُمِعَ ٱلسَّحَرَةُ لِمِيقَـٰتِ يَوْمٍۢ مَّعْلُومٍۢ ﴿٣٨﴾

そこで魔術師たちは、某日の決められた時に集められ、ムーサーに挑戦した。 وقيل للناس هل أنتم م جتمعون

وَقِيلَ لِلنَّاسِ هَلْ أَنتُم مُّجْتَمِعُونَ ﴿٣٩﴾

また民衆に向かっても告げられた。あなた方は誰が勝つかを見るために集るか?ムーサーか、あるいは魔術師たちか?

لَعَلَّنَا نَتَّبِعُ ٱلسَّحَرَةَ إِن كَانُوا۟ هُمُ ٱلْغَـٰلِبِينَ ﴿٤٠﴾

もし魔術師たちがムーサーに勝つなら、わたしたちはかれらに従うでしょう。

فَلَمَّا جَآءَ ٱلسَّحَرَةُ قَالُوا۟ لِفِرْعَوْنَ أَئِنَّ لَنَا لَأَجْرًا إِن كُنَّا نَحْنُ ٱلْغَـٰلِبِينَ ﴿٤١﴾

それから、魔術師たちはフィルアウンのところに来て言った。わたしたちがムーサーに対して勝者となれば、わたしたち には物的、精神的な報酬があるのか。

قَالَ نَعَمْ وَإِنَّكُمْ إِذًۭا لَّمِنَ ٱلْمُقَرَّبِينَ ﴿٤٢﴾

フィルアウンは言った。当然だ。その場合、あなた方は必ずわたしの側近となり、高い地位を得る。

قَالَ لَهُم مُّوسَىٰٓ أَلْقُوا۟ مَآ أَنتُم مُّلْقُونَ ﴿٤٣﴾

ムーサーはアッラーの支援に自信をもって、また自分の保持しているのは魔術ではないことを明確に示そうとして、かれ らに向かって言った。あなた方の綱や杖を投げてみなさい。

فَأَلْقَوْا۟ حِبَالَهُمْ وَعِصِيَّهُمْ وَقَالُوا۟ بِعِزَّةِ فِرْعَوْنَ إِنَّا لَنَحْنُ ٱلْغَـٰلِبُونَ ﴿٤٤﴾

そこで、かれらは縄と杖を投げて言った。フィルアウンの権勢にかけて、わたしたちは必ず勝利者になり、ムーサーは敗 北する。 فألق موس عصاهفإذا هى تلقف ما يأفكون

فَأَلْقَىٰ مُوسَىٰ عَصَاهُ فَإِذَا هِىَ تَلْقَفُ مَا يَأْفِكُونَ ﴿٤٥﴾

その後、ムーサーが杖を投げると、それは蛇になって、かれらのかけていた魔術は解けてしまった。

فَأُلْقِىَ ٱلسَّحَرَةُ سَـٰجِدِينَ ﴿٤٦﴾

そしてムーサーの杖が、かれらが投げたものを飲み込んだので、魔術師たちは身を投げ出して平伏し、 ページ 5 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

قَالُوٓا۟ ءَامَنَّا بِرَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿٤٧﴾

言った。わたしたちはすべての世界の創造の主を信仰する。 رب موس وهرون

رَبِّ مُوسَىٰ وَهَـٰرُونَ ﴿٤٨﴾

ムーサーとハールーン(平安を)の主を。

قَالَ ءَامَنتُمْ لَهُۥ قَبْلَ أَنْ ءَاذَنَ لَكُمْ ۖ إِنَّهُۥ لَكَبِيرُكُمُ ٱلَّذِى عَلَّمَكُمُ ٱلسِّحْرَ فَلَسَوْفَ تَعْلَمُونَ ۚ لَأُقَطِّعَنَّ أَيْدِيَكُمْ وَأَرْجُلَكُم مِّنْ خِلَـٰفٍۢ وَلَأُصَلِّبَنَّكُمْ أَجْمَعِينَ ﴿٤٩﴾

وأ رجلكم من خلف ولأصلبنكم أ جمعين フィルアウンは魔術師たちの信仰を否認して言った。「あなた方は、わたしが許していないのにムーサーの言うことを信 じるのか。かれは魔術を教えたあなた方の師匠だが、エジプトから人々を追放することで共謀したので、あなた方はすぐ にわたしの処罰を思い知るだろう。わたしはあなた方の両手両足を互い違いに切断し、さらにひとり残らずヤシの木に張 り付けよう。」

قَالُوا۟ لَا ضَيْرَ ۖ إِنَّآ إِلَىٰ رَبِّنَا مُنقَلِبُونَ ﴿٥٠﴾

かれらはフィルアウンに言った。「構いません。切断や張り付けなど現世で脅かしても、その処罰には終わりがある。し かし結局、わたしたちは永遠の慈悲に入れてくれる主の元に帰る。」

إِنَّا نَطْمَعُ أَن يَغْفِرَ لَنَا رَبُّنَا خَطَـٰيَـٰنَآ أَن كُنَّآ أَوَّلَ ٱلْمُؤْمِنِينَ ﴿٥١﴾

「わたしたちはフィルアウンの民のムーサーに対する最初の信者として、自分たちの主が自分たちの数々の罪を赦すこと を望む。」

۞ وَأَوْحَيْنَآ إِلَىٰ مُوسَىٰٓ أَنْ أَسْرِ بِعِبَادِىٓ إِنَّكُم مُّتَّبَعُونَ ﴿٥٢﴾

われらはムーサーに、イスラーイールの民と一緒に夜の間に旅立ちなさい、あなた方には必ずファルアウンたちの追手が かかり、連れ戻そうとすると啓示した。

فَأَرْسَلَ فِرْعَوْنُ فِى ٱلْمَدَآئِنِ حَـٰشِرِينَ ﴿٥٣﴾

その後フィルアウンはイスラーイールの民が逃げ出したことを知って、町々に軍兵を遣わし、残りの兵員を集めた。

إِنَّ هَـٰٓؤُلَآءِ لَشِرْذِمَةٌۭ قَلِيلُونَ ﴿٥٤﴾

フィルアウンは言った、これらのイスラーイールの子孫はほんの少数の群れにすぎない。

وَإِنَّهُمْ لَنَا لَغَآئِظُونَ ﴿٥٥﴾

かれらはわたしたちを挑発するだろう。 ページ 6 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 وإنا لجميع حذرون

وَإِنَّا لَجَمِيعٌ حَـٰذِرُونَ ﴿٥٦﴾

わたしたちは、警戒心をもって、準備し終えた。 فأخرجنهم من جنت وعيون

فَأَخْرَجْنَـٰهُم مِّن جَنَّـٰتٍۢ وَعُيُونٍۢ ﴿٥٧﴾

それでわれらはかれらフィルアウンとその民をエジプトから出させたが、エジプトは豊富な果樹園や溢れる泉の国であ る。 وكنوز ومقام كريم

وَكُنُوزٍۢ وَمَقَامٍۢ كَرِيمٍۢ ﴿٥٨﴾

財宝や美しい住居もある。

كَذَٰلِكَ وَأَوْرَثْنَـٰهَا بَنِىٓ إِسْرَٰٓءِيلَ ﴿٥٩﴾

こうしてわれらはフィルアウンとその民を恵みの外へ出させて、イスラーイールの子孫たちに、シリアの方でそれら財宝 や住居などを継がせた。 فأتبعوهم م شرقين

فَأَتْبَعُوهُم مُّشْرِقِينَ ﴿٦٠﴾

それでかれらフィルアウンの軍勢は、日の出のとき、かれらを追って来た。

فَلَمَّا تَرَٰٓءَا ٱلْجَمْعَانِ قَالَ أَصْحَـٰبُ مُوسَىٰٓ إِنَّا لَمُدْرَكُونَ ﴿٦١﴾

両者が互いに姿が見えるようになると、ムーサーの仲間は言った。わたしたちは追いつかれるが、何もできないでしょ う。

قَالَ كَلَّآ ۖ إِنَّ مَعِىَ رَبِّى سَيَهْدِينِ ﴿٦٢﴾

ムーサーは言った。決してそうならない、というのは、真にわたしの主はわたしと共におられ、支援し助勢し、わたしを 導き、救いの道を示されるだろう。

فَأَوْحَيْنَآ إِلَىٰ مُوسَىٰٓ أَنِ ٱضْرِب بِّعَصَاكَ ٱلْبَحْرَ ۖ فَٱنفَلَقَ فَكَانَ كُلُّ فِرْقٍۢ كَٱلطَّوْدِ ٱلْعَظِيمِ ﴿٦٣﴾

それでわれらはムーサーに啓示した。あなたの杖で海を打ちなさい。すると海は割れて、イスラーイールの民の氏族と同 じ数の12の道になった。それぞれの割れた部分は、巨大な安定した山のようになり、少しも水は出てこなかった。

وَأَزْلَفْنَا ثَمَّ ٱلْـَٔاخَرِينَ ﴿٦٤﴾

またわれらはフィルアウンとその人たちを、その道は行くことができると思わせて、そこに誘い込んだ。 ページ 7 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 وأنجينا موس ومن معه أجمعين

وَأَنجَيْنَا مُوسَىٰ وَمَن مَّعَهُۥٓ أَجْمَعِينَ ﴿٦٥﴾

そしてわれらはムーサーとかれと共にいたイスラーイールの人たち全員を救った。

ثُمَّ أَغْرَقْنَا ٱلْـَٔاخَرِينَ ﴿٦٦﴾

さらにわれらはフィルアウンらを溺れさせた。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿٦٧﴾

確かに、海が分かれ、またムーサーをフィルアウンとその破壊から救ったこの話の中には、ムーサーの真実なことを証明 するひとつの印がある。フィルアウンの一群は、信者ではなかった。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿٦٨﴾

使徒よ、真にあなたの主は偉力大であり、敵に報復する。しかし改心する人たちには、慈悲深い方である。

وَٱتْلُ عَلَيْهِمْ نَبَأَ إِبْرَٰهِيمَ ﴿٦٩﴾

使徒よ、イブラーヒームの物語を、かれらマッカの多神教徒たちに語りなさい。 إذ قال لأبيه وقومه ما تعبدون

إِذْ قَالَ لِأَبِيهِ وَقَوْمِهِۦ مَا تَعْبُدُونَ ﴿٧٠﴾

かれが自分の父アーザルと自分の人びとに、こう言ったときのこと。あなた方はアッラーに代えて、何を崇拝するのか。 قالوانعبد أصناما فنظل لها عكفين

قَالُوا۟ نَعْبُدُ أَصْنَامًۭا فَنَظَلُّ لَهَا عَـٰكِفِينَ ﴿٧١﴾

かれらは言った。わたしたちは偶像を崇拝して、常にこの偶像への奉仕に専念する。 قال هل يسمعونكم إذ تدعون

قَالَ هَلْ يَسْمَعُونَكُمْ إِذْ تَدْعُونَ ﴿٧٢﴾

イブラーヒームは言った。あなた方が祈るとき、それらはあなたの言うことを聞いてくれるのか。 أو ينفعونكم أو يضرون

أَوْ يَنفَعُونَكُمْ أَوْ يَضُرُّونَ ﴿٧٣﴾

また、それらは食料を与えればあなた方を益するのですか、それとも非服従であれば害するのか。

قَالُوا۟ بَلْ وَجَدْنَآ ءَابَآءَنَا كَذَٰلِكَ يَفْعَلُونَ ﴿٧٤﴾

かれらは言いました。いいえ、食料を与えても益はなく、非服従でも害はない。ただわたしたちの先祖がこうしているの を見たのだ。 ページ 8 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 قال أفرءيتم ما كنتم تعبدون

قَالَ أَفَرَءَيْتُم مَّا كُنتُمْ تَعْبُدُونَ ﴿٧٥﴾

かれは言った。それなら、あなた方がアッラーに代えて崇拝してきた偶像について、あなた方は考えてみたのか。

أَنتُمْ وَءَابَآؤُكُمُ ٱلْأَقْدَمُونَ ﴿٧٦﴾

あなた方のその先祖たちも崇拝していた偶像について、考えてみたのか。و

فَإِنَّهُمْ عَدُوٌّۭ لِّىٓ إِلَّا رَبَّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿٧٧﴾

確かに、かれらはわたし(イブラーヒーム)の敵で偽物だが、すべての世界の創造の主はそうではない。

ٱلَّذِى خَلَقَنِى فَهُوَ يَهْدِينِ ﴿٧٨﴾

かれはわたしを創ったお方で、かれはわたしを現世と来世の最善なものに導いてくれる。

وَٱلَّذِى هُوَ يُطْعِمُنِى وَيَسْقِينِ ﴿٧٩﴾

腹が空けばわたしに食料を与え、喉が渇けば飲料を授けるお方。 وإ ذا مرضت فهو يشفين

وَإِذَا مَرِضْتُ فَهُوَ يَشْفِينِ ﴿٨٠﴾

また病気になれば、かれだけがわたしを癒してくれる。かれ以外に癒してくれるものはない。

وَٱلَّذِى يُمِيتُنِى ثُمَّ يُحْيِينِ ﴿٨١﴾

かれだけがわたしを寿命が来れば死なせ、それから生き返らせるお方。

وَٱلَّذِىٓ أَطْمَعُ أَن يَغْفِرَ لِى خَطِيٓـَٔتِى يَوْمَ ٱلدِّينِ ﴿٨٢﴾

かれだけが、審判の日にわたしの罪を赦すことを、わたしが嘆願するお方。

رَبِّ هَبْ لِى حُكْمًۭا وَأَلْحِقْنِى بِٱلصَّـٰلِحِينَ ﴿٨٣﴾

イブラーヒームは祈って言った。わたしの主よ、教えを深く理解する英知をわたしに授け、わたし以前の敬虔な預言者た ちに並んで、仲間として一緒に楽園に入れて下さい。

وَٱجْعَل لِّى لِسَانَ صِدْقٍۢ فِى ٱلْـَٔاخِرِينَ ﴿٨٤﴾

後世までわたしの栄誉が語り継がれるようにしてください。 ページ 9 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

وَٱجْعَلْنِى مِن وَرَثَةِ جَنَّةِ ٱلنَّعِيمِ ﴿٨٥﴾

そして信者たちが豪勢に暮らす楽園に、わたしを入れて、それを継ぐ人としてください。

وَٱغْفِرْ لِأَبِىٓ إِنَّهُۥ كَانَ مِنَ ٱلضَّآلِّينَ ﴿٨٦﴾

わたしの父をお赦しください。確かに、かれは多神教で迷った人の仲間だった。父親が地獄の人だとわかる前にはしきり に救済のために祈ったが、しかしそれが明らかとなってからは父親との絶縁を宣言し、嘆願は停止した。 ولا تخزنى يوم يبعثون

وَلَا تُخْزِنِى يَوْمَ يُبْعَثُونَ ﴿٨٧﴾

また人びとが復活して清算される日、わたしに懲罰を加えて恥辱を与えないでください。 يوملا ينفع مال ولا بنون

يَوْمَ لَا يَنفَعُ مَالٌۭ وَلَا بَنُونَ ﴿٨٨﴾

その日には、現世で集めた財宝も、支えてくれた子供たちも役に立たないのだ。

إِلَّا مَنْ أَتَى ٱللَّهَ بِقَلْبٍۢ سَلِيمٍۢ ﴿٨٩﴾

ただし、多神教、偽善、見せかけ、傲慢さなどはなくて、きれいな信心を持つ人は別だ。かれの財宝はアッラーのために 支出され、その子供はかれのために祈るからだ。

وَأُزْلِفَتِ ٱلْجَنَّةُ لِلْمُتَّقِينَ ﴿٩٠﴾

楽園は、アッラーを意識して命令を順守し、禁止事項を守る人たちに近付けられる。

وَبُرِّزَتِ ٱلْجَحِيمُ لِلْغَاوِينَ ﴿٩١﴾

地獄の火は邪道に迷った人に、復活の集合地で露呈される。 وقيل لهم أين ما كنتمتعبدون

وَقِيلَ لَهُمْ أَيْنَ مَا كُنتُمْ تَعْبُدُونَ ﴿٩٢﴾

かれらは非難されて言われる。あなた方がアッラーを差し置いて崇拝していた偶像は、どこにいるのか。

مِن دُونِ ٱللَّهِ هَلْ يَنصُرُونَكُمْ أَوْ يَنتَصِرُونَ ﴿٩٣﴾

偶像はアッラーの懲罰を防いで、あなた方を助けられるのか、または、自分自身を助けられるのか。

فَكُبْكِبُوا۟ فِيهَا هُمْ وَٱلْغَاوُۥنَ ﴿٩٤﴾

結局、かれら偶像も、かれらが邪道に迷わせた人たちも、その地獄中に投げ込まれる。 ページ 10 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 وجنود إ بليس أجمعون

وَجُنُودُ إِبْلِيسَ أَجْمَعُونَ ﴿٩٥﴾

またイブリース(訳者注:幽精で悪魔)の仲間も皆悪魔だ。 قالوا وهم فيها يختصمون

قَالُوا۟ وَهُمْ فِيهَا يَخْتَصِمُونَ ﴿٩٦﴾

偶像崇拝者たちは、アッラー以外を崇拝し、同列に配していたのだが、その中で崇拝していた偶像たちと口論して言う。

تَٱللَّهِ إِن كُنَّا لَفِى ضَلَـٰلٍۢ مُّبِينٍ ﴿٩٧﴾

アッラーに誓って、確かに、わたしたちは明らかな真実から迷いの中にいた。

إِذْ نُسَوِّيكُم بِرَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿٩٨﴾

なぜならわたしたちがすべての創造の主とあなた方偶像と等しくして、崇拝していたのだから。

وَمَآ أَضَلَّنَآ إِلَّا ٱلْمُجْرِمُونَ ﴿٩٩﴾

わたしたちを真実の道から迷わせたのは、アッラーに代えて祈るように呼び掛けた罪作りなものに他ならない。 فما لنا من شفعين

فَمَا لَنَا مِن شَـٰفِعِينَ ﴿١٠٠﴾

今となっては、わたしたちには執り成す者もなく、アッラーの前で仲介する者もなく、そして懲罰を免れることもない。 ولا صديق حميم

وَلَا صَدِيقٍ حَمِيمٍۢ ﴿١٠١﴾

わたしたちを守り、仲介してくれる本当の親友もいない。

فَلَوْ أَنَّ لَنَا كَرَّةًۭ فَنَكُونَ مِنَ ٱلْمُؤْمِنِينَ ﴿١٠٢﴾

わたしたちがもう一度現世に返ることができるなら、きっと信者の仲間となるだろう。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿١٠٣﴾

確かに、このイブラーヒーム(平安を)の話とかれを拒否する人たちの結末についての話の中には、留意する人へのひと つの印がある。かれらの多くは信じない人たちである。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٠٤﴾

使徒よ、あなたの主は実に偉力大で、その敵に報復される。そして、改心する者には、慈悲深い方である。 ページ 11 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

كَذَّبَتْ قَوْمُ نُوحٍ ٱلْمُرْسَلِينَ ﴿١٠٥﴾

ヌーフ(平安を)の民も、かれ以前の使徒たちも含めて信じなかった。 إذ قال لهم أخوهم نوح ألا تتقون

إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ نُوحٌ أَلَا تَتَّقُونَ ﴿١٠٦﴾

ヌーフはかれら同胞にこう言った。あなた方はアッラーを意識して、かれを恐れて他のものへの崇拝を止めないのか。 إنى لكم رسول أمين

إِنِّى لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌۭ ﴿١٠٧﴾

確かに、わたしはアッラーによって遣わされたあなた方への使徒であり、啓示されたものを増減しない。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٠٨﴾

だから、アッラーを意識して、その命令に従い、禁止事項を守りなさい。だからわたしが命じたことに従い、禁じたこと はしないように。

وَمَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٠٩﴾

わたしは伝達することに対してあなた方からは報酬を求めない。わたしの報酬はすべての創造の主、アッラーからだけ で、他のものからはない。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١١٠﴾

だから、アッラーを意識して、その命令に従い、禁止事項を守りなさい。だからわたしが命じたことに従い、禁じたこと はしないように。

۞ قَالُوٓا۟ أَنُؤْمِنُ لَكَ وَٱتَّبَعَكَ ٱلْأَرْذَلُونَ ﴿١١١﴾

かれらは言った。ヌーフよ、わたしたちはあなたを信じ、その命令に従って行動したりするものか。低俗な人たちが、あ なたに従っているのだ。そこには指導者はいないし、高貴な人たちもいない。 قال وما علمى بما كانوايعملون

قَالَ وَمَا عِلْمِى بِمَا كَانُوا۟ يَعْمَلُونَ ﴿١١٢﴾

ヌーフ(平安を)は言った。かれらがしてきたことについて、わたしが何を知るでしょうか。わたしはかれらの行いを計 算するような、監督者ではない。

إِنْ حِسَابُهُمْ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّى ۖ لَوْ تَشْعُرُونَ ﴿١١٣﴾

かれらの清算は、かれらの秘密も公開の情報も知っているアッラーに属すだけだ。もしあなた方が理解するなら、そのよ うなことは言わなかったはずだ。 ページ 12 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

وَمَآ أَنَا۠ بِطَارِدِ ٱلْمُؤْمِنِينَ ﴿١١٤﴾

わたしは、あなたが信用するためにあなた方の願いを聞き入れて、この場から信者たちを追い出さない。 إ ن أناإ ل انذير م بين

إِنْ أَنَا۠ إِلَّا نَذِيرٌۭ مُّبِينٌۭ ﴿١١٥﴾

わたしは明白なひとりの警告者にすぎない。アッラーの懲罰を警告するのだ。

قَالُوا۟ لَئِن لَّمْ تَنتَهِ يَـٰنُوحُ لَتَكُونَنَّ مِنَ ٱلْمَرْجُومِينَ ﴿١١٦﴾

かれらは言った。あなたが教化を止めないなら、ヌーフよ、あなたは恥さらしとなって、石打ちの刑にされる。 قال رب إن قومى كذبون

قَالَ رَبِّ إِنَّ قَوْمِى كَذَّبُونِ ﴿١١٧﴾

ヌーフは言った。わたしの主よ、わたしの民はわたしを拒否して、あなたからわたしがもたらしたものを信じない。

فَٱفْتَحْ بَيْنِى وَبَيْنَهُمْ فَتْحًۭا وَنَجِّنِى وَمَن مَّعِىَ مِنَ ٱلْمُؤْمِنِينَ ﴿١١٨﴾

だからわたしとかれらの間を裁決してください。虚偽に固執するかれらを滅ぼし、わたし、またわたしと共にいる信者た ちをそのような懲罰から救ってください。

فَأَنجَيْنَـٰهُ وَمَن مَّعَهُۥ فِى ٱلْفُلْكِ ٱلْمَشْحُونِ ﴿١١٩﴾

そこでわれらはかれの祈りに応えて、かれと満載した方舟(はこぶね)の中で、かれと共にいた人たちを救った。方舟は人 たちと動物で一杯になっていた。

ثُمَّ أَغْرَقْنَا بَعْدُ ٱلْبَاقِينَ ﴿١٢٠﴾

さらに、われらは後に残った不信仰者たちを溺れさせた。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿١٢١﴾

確かに、ヌーフとその人たちの物語、そしてヌーフと信者たちが救われた話、さらには不信仰者たちが滅ぼされたという 話の中には、アッラーを意識する人たちにとってひとつの教訓がある。多くの人たちは信仰せず、拒否するのだ。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٢٢﴾

誠にあなたの主は偉力大であり、敵に報復される。一方改心する者には慈悲深い方である。

كَذَّبَتْ عَادٌ ٱلْمُرْسَلِينَ ﴿١٢٣﴾

アードの民も、使徒フード(平安を)を嘘つき呼ばわりすることで、全使徒を拒否した。 ページ 13 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 إذ قال لهم أخوهم هودألا تتقون

إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ هُودٌ أَلَا تَتَّقُونَ ﴿١٢٤﴾

かれらの同胞の使徒であるフードが、かれらにこう言ったときのこと。あなた方はアッラーを意識し、恐れて、他のもの を崇拝することを止めないのか。 إنى لكم رسول أمين

إِنِّى لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌۭ ﴿١٢٥﴾

確かに、わたしはあなた方への誠実な使徒である。アッラーが遣わされたので、信頼しなさい。わたしは啓示を増減しな い。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٢٦﴾

だから、アッラーを意識して、命じられたところに従い、禁止されたことを守りなさい。またわたしが命じ、あるいは禁 止したところについても、同様である。

وَمَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٢٧﴾

わたしはあなた方に、主のメッセージを伝えることについて、その報酬を求めない。わたしの報酬はすべての創造主であ るアッラーからのものだけであり、他のものからはないのだ。 أتبنون بكل ريع ءاية تعبثون

أَتَبْنُونَ بِكُلِّ رِيعٍ ءَايَةًۭ تَعْبَثُونَ ﴿١٢٨﴾

あなた方はあらゆる高台で見晴らしのきく所に、現世でも来世でも何の利益もなく、不必要な記念碑を建てるのですか。 وتتخذون مصانع لعل كم تخلدون

وَتَتَّخِذُونَ مَصَانِعَ لَعَلَّكُمْ تَخْلُدُونَ ﴿١٢٩﴾

また、あなた方は永遠に生きようとして、堅固な要塞や城を建てるのですか。 وإذا بطشتم بطشتمجبارين

وَإِذَا بَطَشْتُم بَطَشْتُمْ جَبَّارِينَ ﴿١٣٠﴾

また、あなた方は武力を行使するとき、優しさや慈悲を見せずに、暴君のように殺害のため武力を行使するのか。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٣١﴾

アッラーを意識して、命じられたところに従い、禁止されたことを守りなさい。またわたしが命じ、あるいは禁止したと ころについても、同様である。

وَٱتَّقُوا۟ ٱلَّذِىٓ أَمَدَّكُم بِمَا تَعْلَمُونَ ﴿١٣٢﴾

あなた方が知るものを、あなた方に授けた方、アッラーの怒りを恐れるように。 ページ 14 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 أمد كم بأ نعم وبنين

أَمَدَّكُم بِأَنْعَـٰمٍۢ وَبَنِينَ ﴿١٣٣﴾

かれは数々の物資や子供たちをあなた方に授け、 وجنت وعيون

وَجَنَّـٰتٍۢ وَعُيُونٍ ﴿١٣٤﴾

また果樹園や流れる泉も授けた。

إِنِّىٓ أَخَافُ عَلَيْكُمْ عَذَابَ يَوْمٍ عَظِيمٍۢ ﴿١٣٥﴾

人々よ、真にわたしはあなた方に降りかかる絶大な日、つまり最後の日の苦痛を恐れる。

قَالُوا۟ سَوَآءٌ عَلَيْنَآ أَوَعَظْتَ أَمْ لَمْ تَكُن مِّنَ ٱلْوَٰعِظِينَ ﴿١٣٦﴾

人々は言った。あなたが警告しても、あなたが警告しなくても、わたしたちにとっては同じこと。わたしたちは絶対あな たを信じないし、わたしたちがしていることを止めることはない。

إِنْ هَـٰذَآ إِلَّا خُلُقُ ٱلْأَوَّلِينَ ﴿١٣٧﴾

これは先祖の慣習や特徴であり、かれらの宗教に過ぎない。 وما نحن بمعذبين

وَمَا نَحْنُ بِمُعَذَّبِينَ ﴿١٣٨﴾

だから、わたしたちは懲罰されるものではない。

فَكَذَّبُوهُ فَأَهْلَكْنَـٰهُمْ ۗ إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿١٣٩﴾

結局かれらがフード(平安あれ)を拒否したので、われらはかれらを乾いた風で滅ぼした。確かに、この破滅の中には留 意する人たちにとっては、ひとつの教訓がある。しかしフードに反する人々は信じない、拒否する人たちだ。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٤٠﴾

誠にあなたの主は敵に報復し、偉力大であり、改心する者には慈悲深い方。

كَذَّبَتْ ثَمُودُ ٱلْمُرْسَلِينَ ﴿١٤١﴾

サムードの民も使徒サーリフ(平安あれ)を拒否して、全使徒たちを嘘つき呼ばわりした。 إذ قال لهم أخوهم صلح ألا تتقون

إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ صَـٰلِحٌ أَلَا تَتَّقُونَ ﴿١٤٢﴾

かれらの同胞サーリフが、かれらにこう言ったときのこと。あなた方はアッラーを意識しないのか。どうしてアッラーを 畏れて、他のものを礼拝するのを止めないのか。 ページ 15 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 إنى لكم رسول أمين

إِنِّى لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌۭ ﴿١٤٣﴾

確かに、わたしはあなた方への誠実な使徒だ。アッラーがわたしを遣わされたので、わたしを信頼せよ。啓示を増減した りはしない。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٤٤﴾

だから、アッラーを意識して、その命令に従い、禁止を守りなさい。そしてわたしの命令に従い、禁止を守りなさい。

وَمَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٤٥﴾

わたしはあなた方に、主の言葉を伝えることで、その報酬を求めない。わたしの報酬はすべての創造の主、アッラーから だけである。

أَتُتْرَكُونَ فِى مَا هَـٰهُنَآ ءَامِنِينَ ﴿١٤٦﴾

あなた方は何であれ、享受している善や豊かさがいつまでも安全で恐れの必要ないと、考えるのか。 فى جنت وعيون

فِى جَنَّـٰتٍۢ وَعُيُونٍۢ ﴿١٤٧﴾

果樹園や流れ出る泉、 وزروع ونخل طلعها هضيم

وَزُرُوعٍۢ وَنَخْلٍۢ طَلْعُهَا هَضِيمٌۭ ﴿١٤٨﴾

穀物畑や柔らかくて繊細な実の付いたナツメヤシの園、

وَتَنْحِتُونَ مِنَ ٱلْجِبَالِ بُيُوتًۭا فَـٰرِهِينَ ﴿١٤٩﴾

また岩山に、あなた方が巧みに彫る家々も安全なのか。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٥٠﴾

だから、アッラーを意識して、その命令に従い、禁止を守りなさい。そしてわたしの命令に従い、禁止を守りなさい。

وَلَا تُطِيعُوٓا۟ أَمْرَ ٱلْمُسْرِفِينَ ﴿١٥١﴾

あなた方は、罪を犯す不穏な人たちの命令に従ってはいけない。

ٱلَّذِينَ يُفْسِدُونَ فِى ٱلْأَرْضِ وَلَا يُصْلِحُونَ ﴿١٥٢﴾

かれらは地上に犯罪をはびこらせて腐敗を広げる人たちで、アッラーの命令に従って矯正する人たちではない。 ページ 16 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

قَالُوٓا۟ إِنَّمَآ أَنتَ مِنَ ٱلْمُسَحَّرِينَ ﴿١٥٣﴾

かれらは言った。あなたは魔術をかけられて、理性を失い、狂気になった人にすぎない。

مَآ أَنتَ إِلَّا بَشَرٌۭ مِّثْلُنَا فَأْتِ بِـَٔايَةٍ إِن كُنتَ مِنَ ٱلصَّـٰدِقِينَ ﴿١٥٤﴾

あなたはわたしたちと同じ人間にすぎない。何もわたしたちを越える特権を持っていないし、使徒でもない。もしあなた の言うことが真実なら、わたしたちに印をもたらしなさい。 قال هذه ناقةلها شرب ولكم شرب يوم معلوم

قَالَ هَـٰذِهِۦ نَاقَةٌۭ لَّهَا شِرْبٌۭ وَلَكُمْ شِرْبُ يَوْمٍۢ مَّعْلُومٍۢ ﴿١٥٥﴾

サーリフはアッラーが岩から取り出した雌ラクダの印を受け取って言った。ここに一頭の雌ラクダがいるので、それを見 たり触れたりできる。それはあなた方同様に、特定の日に水を飲む。その日は、あなた方と同じではなく、またその日は あなた方の家畜が飲まないようにしなさい。

وَلَا تَمَسُّوهَا بِسُوٓءٍۢ فَيَأْخُذَكُمْ عَذَابُ يَوْمٍ عَظِيمٍۢ ﴿١٥٦﴾

それを打ったり足を切ったりして、害を加えてはいけない。さもないと、絶大な日の苦痛(懲罰)があなた方を襲うだろ う。 فعقروها فأصبحوا ندمين

فَعَقَرُوهَا فَأَصْبَحُوا۟ نَـٰدِمِينَ ﴿١٥٧﴾

ところがかれらはその膝の腱を切ることとして、中でも最も邪悪な人がそうしたが、やがて懲罰が下ることに思いが及ん で、後悔することになった。しかし懲罰を見た後からでは、後悔は無意味であった。

فَأَخَذَهُمُ ٱلْعَذَابُ ۗ إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿١٥٨﴾

その後、約束通りの苦痛(懲罰)がかれらを襲った。叫び声の伴った、地震が襲った。確かに、このサーリフとその人々 の話の中には、留意する人たちへのひとつの教訓がある。でもかれらの多くは信じないで、拒否する人たちであった。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٥٩﴾

使徒よ、誠にあなたの主は敵に報復される。かれは偉力大であり、改心する者には慈悲深い方。

كَذَّبَتْ قَوْمُ لُوطٍ ٱلْمُرْسَلِينَ ﴿١٦٠﴾

ルートの民も、ルートを拒否して、全使徒たちを嘘つき呼ばわりした。 إذ قال لهم أخوهم لوط ألا تتقون

إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ لُوطٌ أَلَا تَتَّقُونَ ﴿١٦١﴾

かれらの同胞ルートが、かれらにこう言った。あなた方はアッラーを恐れて、意識しないのか。 ページ 17 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 إنى لكم رسول أمين

إِنِّى لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌۭ ﴿١٦٢﴾

確かに、わたしはあなた方への誠実な使徒。アッラーが遣わされたが、信頼しなさい。啓示を増減しないのだ。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٦٣﴾

だから、アッラーを意識して、その命令に従い、禁止を守りなさい。そしてわたしの命令に従い、禁止を守りなさい。

وَمَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٦٤﴾

わたしはあなた方に、主の言葉を伝えることで、その報酬を求めない。わたしの報酬はすべての創造の主、アッラーから だけである。

أَتَأْتُونَ ٱلذُّكْرَانَ مِنَ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٦٥﴾

あなた方は世の中の男性に性欲を求め、

وَتَذَرُونَ مَا خَلَقَ لَكُمْ رَبُّكُم مِّنْ أَزْوَٰجِكُم ۚ بَلْ أَنتُمْ قَوْمٌ عَادُونَ ﴿١٦٦﴾

あなた方の主アッラーが、あなた方のために配偶者として創ったもので性欲を満たさないで放置するのか。いや、あなた 方は馬鹿げたことをしでかして、無法な人びとである。

قَالُوا۟ لَئِن لَّمْ تَنتَهِ يَـٰلُوطُ لَتَكُونَنَّ مِنَ ٱلْمُخْرَجِينَ ﴿١٦٧﴾

かれの人々は言った。あなたがわたしたちの行為を止めさせて、非難するのを止めないなら、ルートよ、あなたの仲間と 共にこの国から追放されるだろう。

قَالَ إِنِّى لِعَمَلِكُم مِّنَ ٱلْقَالِينَ ﴿١٦٨﴾

ルートは言った。わたしはあなた方の行ないを嫌悪する者のひとりだ رب نجنى وأهلى مما يعملون

رَبِّ نَجِّنِى وَأَهْلِى مِمَّا يَعْمَلُونَ ﴿١٦٩﴾

わたしの主よ、わたしとわたしの家族を、かれらが行なっていることに対する懲罰から救ってください。 فنج ينه وأهله أجمعين

فَنَجَّيْنَـٰهُ وَأَهْلَهُۥٓ أَجْمَعِينَ ﴿١٧٠﴾

それで、われらはかれとかれの家族全員を救った。

إِلَّا عَجُوزًۭا فِى ٱلْغَـٰبِرِينَ ﴿١٧١﴾

ただし、後に残ったルートの妻は別、彼女は不信仰であった。 ページ 18 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

ثُمَّ دَمَّرْنَا ٱلْـَٔاخَرِينَ ﴿١٧٢﴾

われらはルートとその家族がサドゥームの町を出てから、後に残った者を滅ぼした。

وَأَمْطَرْنَا عَلَيْهِم مَّطَرًۭا ۖ فَسَآءَ مَطَرُ ٱلْمُنذَرِينَ ﴿١٧٣﴾

われらは雨と石をかれらの上に降らせた。ルートにアッラーの懲罰があると警告されていた人たちに降った雨は最悪であ った。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿١٧٤﴾

確かに、ルートの民がみだらな行為をしていたので下された懲罰の中には、留意する人たちへのひとつの教訓がある。で もかれらの多くは信じず、拒否する。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٧٥﴾

使徒よ、誠にあなたの主は敵に報復される。偉力大であり、改心する者には慈悲深い方。

كَذَّبَ أَصْحَـٰبُ لْـَٔيْكَةِ ٱلْمُرْسَلِينَ ﴿١٧٦﴾

その森の村の人びとも、預言者シュアイブ(平安を)を拒否して、全使徒たちを嘘つき呼ばわりした。 إذ قال لهم شعيب ألا تتقون

إِذْ قَالَ لَهُمْ شُعَيْبٌ أَلَا تَتَّقُونَ ﴿١٧٧﴾

シュアイブが、かれらにこう言った。あなた方は偶像崇拝を止めて、アッラーを畏れないのか。 إنى لكم رسول أمين

إِنِّى لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌۭ ﴿١٧٨﴾

確かに、わたしはあなた方への誠実な使徒。アッラーが遣わされたが、信頼しなさい。わたしは啓示を増減しないのだ。

فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَأَطِيعُونِ ﴿١٧٩﴾

だから、アッラーを意識して、その命令に従い、禁止を守りなさい。そしてわたしの命令に従い、禁止を守りなさい。

وَمَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٨٠﴾

わたしはあなた方に、主の言葉を伝えることで、その報酬を求めない。わたしの報酬はすべての創造の主、アッラーから だけである。

۞ أَوْفُوا۟ ٱلْكَيْلَ وَلَا تَكُونُوا۟ مِنَ ٱلْمُخْسِرِينَ ﴿١٨١﴾

人のために計量するときは正確な秤で重さを計り、ごまかさないようにしなさい。 ページ 19 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

وَزِنُوا۟ بِٱلْقِسْطَاسِ ٱلْمُسْتَقِيمِ ﴿١٨٢﴾

人のために計量するときは、正確な秤で重さを計りなさい。

وَلَا تَبْخَسُوا۟ ٱلنَّاسَ أَشْيَآءَهُمْ وَلَا تَعْثَوْا۟ فِى ٱلْأَرْضِ مُفْسِدِينَ ﴿١٨٣﴾

人の権利を侵してはいけない。また腐敗を広げる人となって、地上で悪を犯してはいけない。

وَٱتَّقُوا۟ ٱلَّذِى خَلَقَكُمْ وَٱلْجِبِلَّةَ ٱلْأَوَّلِينَ ﴿١٨٤﴾

あなた方と前の世代の人たちを創った方を、その懲罰を恐れて、意識しなさい。

قَالُوٓا۟ إِنَّمَآ أَنتَ مِنَ ٱلْمُسَحَّرِينَ ﴿١٨٥﴾

シュアイブの民は言った。明らかにあなたは、何回も魔術をかけられて理性を失い気が狂った人に違いない。

وَمَآ أَنتَ إِلَّا بَشَرٌۭ مِّثْلُنَا وَإِن نَّظُنُّكَ لَمِنَ ٱلْكَـٰذِبِينَ ﴿١٨٦﴾

あなたはわたしたちと同じ人間にすぎない。どうして使徒であろうか。わたしたちは、あなたが嘘をついて使徒であると 言っていると思う。

فَأَسْقِطْ عَلَيْنَا كِسَفًۭا مِّنَ ٱلسَّمَآءِ إِن كُنتَ مِنَ ٱلصَّـٰدِقِينَ ﴿١٨٧﴾

もしあなたの言うことが真実なら、空の一部をわたしたちの上に落としてみなさい。

قَالَ رَبِّىٓ أَعْلَمُ بِمَا تَعْمَلُونَ ﴿١٨٨﴾

シュアイブは言った。わたしの主は、あなた方が多神教徒でありその罪を最もよく知っている。何も隠すことはできない のだ。

فَكَذَّبُوهُ فَأَخَذَهُمْ عَذَابُ يَوْمِ ٱلظُّلَّةِ ۚ إِنَّهُۥ كَانَ عَذَابَ يَوْمٍ عَظِيمٍ ﴿١٨٩﴾

でも、かれらはシュアイブを拒否したので、猛暑の日に続いて雲が送られてくるという苦痛がかれらを襲った。それはか れらを燃え尽くす、火炎で苦しめた。かれらの滅亡した日は、悲惨な日だった。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ ﴿١٩٠﴾

確かに、シュアイブの民の滅ぼされるこの話の中には、留意する人にとりひとつの教訓がある。でも、かれらの多くは信 じず、拒否する。

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٩١﴾

使徒よ、真にあなたの主は偉力大であり、敵に報復する。しかし改心する人たちには、慈悲深い方である。 ページ 20 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

وَإِنَّهُۥ لَتَنزِيلُ رَبِّ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٩٢﴾

確かに、ムハンマド(平安を)に降ろされたクルアーンは、すべての創造の主からの啓示である。

نَزَلَ بِهِ ٱلرُّوحُ ٱلْأَمِينُ ﴿١٩٣﴾

信頼される天使ジブリール(平安を)が、それを降ろした。

عَلَىٰ قَلْبِكَ لِتَكُونَ مِنَ ٱلْمُنذِرِينَ ﴿١٩٤﴾

使徒よ、あなたの心の上に降ろされた。そうすることで、あなたが警告者のひとりとなるように。そしてアッラーの懲罰 を恐れさせるように。 بلسان عربى م بين

بِلِسَانٍ عَرَبِىٍّۢ مُّبِينٍۢ ﴿١٩٥﴾

明瞭なアラビアの言葉で啓示した。

وَإِنَّهُۥ لَفِى زُبُرِ ٱلْأَوَّلِينَ ﴿١٩٦﴾

確かに、それは先祖の幾多の書巻の中にも記されていた。それは、クルアーンが降ろされるという吉兆であった。

أَوَلَمْ يَكُن لَّهُمْ ءَايَةً أَن يَعْلَمَهُۥ عُلَمَـٰٓؤُا۟ بَنِىٓ إِسْرَٰٓءِيلَ ﴿١٩٧﴾

イスラーイールの子孫の学者、例えばアブドッラー・ビン・サラームたちが、あなたに降ろされる現実を知っていたとい うことは、あなたを拒否するかれらにとってひとつの印ではないのか。

وَلَوْ نَزَّلْنَـٰهُ عَلَىٰ بَعْضِ ٱلْأَعْجَمِينَ ﴿١٩٨﴾

もしわれらがこれを非アラブ人に啓示したなら、 فقرأه عليهم ما كانوابه مؤمنين

فَقَرَأَهُۥ عَلَيْهِم مَّا كَانُوا۟ بِهِۦ مُؤْمِنِينَ ﴿١٩٩﴾

これを読誦しても、かれらはそれを信じなかったであろう。理解できないはずだからだ。だから、自身の言葉で降ろされ た事について、かれらはアッラーを称えなければならないはずだ。

كَذَٰلِكَ سَلَكْنَـٰهُ فِى قُلُوبِ ٱلْمُجْرِمِينَ ﴿٢٠٠﴾

このように、われらは罪深い人たちの心の中に、それを拒否し信じない心を置いたのだ。

لَا يُؤْمِنُونَ بِهِۦ حَتَّىٰ يَرَوُا۟ ٱلْعَذَابَ ٱلْأَلِيمَ ﴿٢٠١﴾

それでも、かれらは厳しい懲罰を見るまでは、不信仰の状態を変えずに信じないのだ。 ページ 21 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 فيأتيهم بغتة وهم لا يشعرون

فَيَأْتِيَهُم بَغْتَةًۭ وَهُمْ لَا يَشْعُرُونَ ﴿٢٠٢﴾

そして懲罰は、かれらの気付かない中に、突然襲いかかるのだ。 فيقولواهل نحن منظرون

فَيَقُولُوا۟ هَلْ نَحْنُ مُنظَرُونَ ﴿٢٠٣﴾

その懲罰が突然やって来る時、かれらは大変悲しんで言う。わたしたちは、アッラーに改心するための猶予は与えられな いのかと。 أ فبعذابنا يستعجلون

أَفَبِعَذَابِنَا يَسْتَعْجِلُونَ ﴿٢٠٤﴾

かれらはわれらの懲罰を急がせたいのか、次のように言う。あなたが言うように、空をバラバラにして落とすまでは、わ れわれはあなたを信じないのだ。 أفرءيت إن م تعنهم سنين

أَفَرَءَيْتَ إِن مَّتَّعْنَـٰهُمْ سِنِينَ ﴿٢٠٥﴾

使徒よ、あなたはどう思うのか、たとえわれらがあなたがもたらした信仰に背を向けるかれらに、幾年もの現世の生活を 享楽させたとしても、

ثُمَّ جَآءَهُم مَّا كَانُوا۟ يُوعَدُونَ ﴿٢٠٦﴾

その後、かれらに約束された懲罰がやって来るのであるから、

مَآ أَغْنَىٰ عَنْهُم مَّا كَانُوا۟ يُمَتَّعُونَ ﴿٢٠٧﴾

享楽を与えられたことは、かれらにとって何が良かったというのか。それはいずれ終わりを迎え、その後は何の役にも立 たない。

وَمَآ أَهْلَكْنَا مِن قَرْيَةٍ إِلَّا لَهَا مُنذِرُونَ ﴿٢٠٨﴾

われらは人びとに警告者を遣わさないで、また啓典を啓示しないで、いかなる町も滅ぼしたことはない。 ذكر وما كنا ظلمين

ذِكْرَىٰ وَمَا كُنَّا ظَـٰلِمِينَ ﴿٢٠٩﴾

それらは諭し、警告するためである。そして使徒を遣わし、啓典を降ろして、手を尽くしたので、われらはかれらを罰し ても不正なことはしていない。

وَمَا تَنَزَّلَتْ بِهِ ٱلشَّيَـٰطِينُ ﴿٢١٠﴾

悪魔たちがクルアーンを、ムハンマド(平安を)の心にもたらすことはない。 ページ 22 / 24 بلغ クルアーン · 注釈 وما ينبغى لهم وما يستطيعون

وَمَا يَنۢبَغِى لَهُمْ وَمَا يَسْتَطِيعُونَ ﴿٢١١﴾

クルアーンをムハンマド(平安を)の心にもたらすことは、かれらにとって妥当でなく、またかれらにはできない。

إِنَّهُمْ عَنِ ٱلسَّمْعِ لَمَعْزُولُونَ ﴿٢١٢﴾

確かに、かれらは天国で啓示を聞くことから遠ざけられており、どうしてそれに近づき、降ろしてくることができよう か。

فَلَا تَدْعُ مَعَ ٱللَّهِ إِلَـٰهًا ءَاخَرَ فَتَكُونَ مِنَ ٱلْمُعَذَّبِينَ ﴿٢١٣﴾

だから、アッラーと共に、他の神を崇めてはいけないし、またアッラーに帰属させてもいけない。さもないと、あなたも 懲罰される人の仲間となる。

وَأَنذِرْ عَشِيرَتَكَ ٱلْأَقْرَبِينَ ﴿٢١٤﴾

使徒よ、あなたに近い者の順で近親者に警告しなさい。そして多神教に留まって、アッラーの懲罰を受けないようにしな さい。

وَٱخْفِضْ جَنَاحَكَ لِمَنِ ٱتَّبَعَكَ مِنَ ٱلْمُؤْمِنِينَ ﴿٢١٥﴾

またあなたに従う信者たちには、言動で親切にして、慈悲と優しさを忘れないように。

فَإِنْ عَصَوْكَ فَقُلْ إِنِّى بَرِىٓءٌۭ مِّمَّا تَعْمَلُونَ ﴿٢١٦﴾

もしかれらがあなたに従わず、アッラーの唯一性信奉と命じられるようにかれに服従しないなら、言いなさい。あなた方 が行なう多神崇拝とその罪は、わたしには無関係である。

وَتَوَكَّلْ عَلَى ٱلْعَزِيزِ ٱلرَّحِيمِ ﴿٢١٧﴾

そして偉力大かつ慈悲深き方に、すべて依拠しなさい。かれこそは敵から報復を果たし、改心する者には慈悲を垂れる 方。

ٱلَّذِى يَرَىٰكَ حِينَ تَقُومُ ﴿٢١٨﴾

かれ(称賛あれ)はあなたが礼拝に立つのを見ており、

وَتَقَلُّبَكَ فِى ٱلسَّـٰجِدِينَ ﴿٢١٩﴾

また礼拝をする人たちの間での、あなたの諸動作をも見ている。何事も隠せず、どんな行動も、誰の行動も見られている のだ。 ページ 23 / 24 بلغ クルアーン · 注釈

إِنَّهُۥ هُوَ ٱلسَّمِيعُ ٱلْعَلِيمُ ﴿٢٢٠﴾

かれはあなたがクルアーンを読誦するのを聞いておられ、また礼拝中に唱念するのも。かれは全聴にして全知である。

هَلْ أُنَبِّئُكُمْ عَلَىٰ مَن تَنَزَّلُ ٱلشَّيَـٰطِينُ ﴿٢٢١﴾

われがあなた方に告げようか。悪魔たちが誰の上に下るのかを。あなた方はクルアーンを持参すると言ったのだが。 تنزل عل كل أفاك أثيم

تَنَزَّلُ عَلَىٰ كُلِّ أَفَّاكٍ أَثِيمٍۢ ﴿٢٢٢﴾

かれらは占い師の所に来るのだ。かれらはいつも嘘をついており、罪作りで不服従である。

يُلْقُونَ ٱلسَّمْعَ وَأَكْثَرُهُمْ كَـٰذِبُونَ ﴿٢٢٣﴾

悪魔は天使たちからこっそりと話しをもれ聞いて、それを仲間の占い師たちに伝えるのだ。占い師たちの大半は、嘘つき である。かれらはたとえひとつの真実を語るとしても、百の嘘をつくのである。

وَٱلشُّعَرَآءُ يَتَّبِعُهُمُ ٱلْغَاوُۥنَ ﴿٢٢٤﴾

またムハンマド(平安あれ)がそうだと主張する詩人たちは、邪道に迷い堅固さを失った人たちがかれら詩人に従い、そ してどんな詩でも聞いたものを伝えるのだ。 ألم ترأن هم فى كل واد يهيمون

أَلَمْ تَرَ أَنَّهُمْ فِى كُلِّ وَادٍۢ يَهِيمُونَ ﴿٢٢٥﴾

使徒よ、かれらの間違いの表れとして、あなたはかれらがどこの谷間でもさ迷い歩き、時には称賛し、時には批判し、し ばしばそれ以外のことにかかわっているのを見ないのか。 وأنهم يقولون ما لا يفعلون

وَأَنَّهُمْ يَقُولُونَ مَا لَا يَفْعَلُونَ ﴿٢٢٦﴾

また、かれらは嘘つきで、かれら自身があれやこれを行ったと言うが、実際は何もしないのだ。

إِلَّا ٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ وَعَمِلُوا۟ ٱلصَّـٰلِحَـٰتِ وَذَكَرُوا۟ ٱللَّهَ كَثِيرًۭا وَٱنتَصَرُوا۟ مِنۢ بَعْدِ مَا ظُلِمُوا۟ ۗ وَسَيَعْلَمُ ٱلَّذِينَ ظَلَمُوٓا۟ أَىَّ مُنقَلَبٍۢ يَنقَلِبُونَ ﴿٢٢٧﴾

منقلب ينقلبون ただし、詩人でも信仰して善行に勤しむ人たち、アッラーを多く唱念し、虐待された後には報復して自らを守る人たちは 別である。例えば、ハッサーン・ビン・サービト(アッラーの嘉しを)がいる。アッラーに同列者を配し、その僕に敵対 した人たちは、どんな所に帰るのかをやがて知るだろう。かれらは大変なところに帰るので、それには漏れのない清算が あるのだ。 出典:クルアーン簡潔注釈 — タフスィール研究センター ページ 24 / 24

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