الٓمٓ ﴿١﴾
アリフ・ラーム・ミーム。このような文字については、雌牛章の初めに説明した。
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マッカ章 · 69 節
الٓمٓ ﴿١﴾
アリフ・ラーム・ミーム。このような文字については、雌牛章の初めに説明した。
أَحَسِبَ ٱلنَّاسُ أَن يُتْرَكُوٓا۟ أَن يَقُولُوٓا۟ ءَامَنَّا وَهُمْ لَا يُفْتَنُونَ ﴿٢﴾
人びとは、わたしたちは信じますと言えば、その真意を問われることもなく、試みられることはなく、放って置かれると 考えるのか。
وَلَقَدْ فَتَنَّا ٱلَّذِينَ مِن قَبْلِهِمْ ۖ فَلَيَعْلَمَنَّ ٱللَّهُ ٱلَّذِينَ صَدَقُوا۟ وَلَيَعْلَمَنَّ ٱلْكَـٰذِبِينَ ﴿٣﴾
確かに、われらはかれら以前の人びとを試みた。アッラーは信仰に誠実な人を知り、またかれは嘘つきも知っている。
أَمْ حَسِبَ ٱلَّذِينَ يَعْمَلُونَ ٱلسَّيِّـَٔاتِ أَن يَسْبِقُونَا ۚ سَآءَ مَا يَحْكُمُونَ ﴿٤﴾
もしくは多神信仰など悪を行なう人びとは、われらから逃れて、懲罰を免れることができると考えているのか。かれらが そう判断することこそ災いで、アッラーの力を奪うことはできない。不信仰のまま亡くなると、その懲罰を逃れることは できない。
مَن كَانَ يَرْجُوا۟ لِقَآءَ ٱللَّهِ فَإِنَّ أَجَلَ ٱللَّهِ لَـَٔاتٍۢ ۚ وَهُوَ ٱلسَّمِيعُ ٱلْعَلِيمُ ﴿٥﴾
審判の日にアッラーに会って報いを得ることを切望する人よ、確かにアッラーの定められた期限はすぐにやって来る。か れは僕の訴えをすべて聞いて全聴にして、その行動すべてについて、隠されることはなく全知であり、それらにより報わ れるのである。
وَمَن جَـٰهَدَ فَإِنَّمَا يُجَـٰهِدُ لِنَفْسِهِۦٓ ۚ إِنَّ ٱللَّهَ لَغَنِىٌّ عَنِ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿٦﴾
アッラーの道において導きへ向かって努力し、不信仰を避けるように奮闘努力する人は、自分自身のために奮闘努力して いるのだ。アッラーは自存されており、すべての被造物から何ひとつ求められない。主に対しては僕が服従しても増加す るものはなく、不信仰でも減じるものは何もないのである。
وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ وَعَمِلُوا۟ ٱلصَّـٰلِحَـٰتِ لَنُكَفِّرَنَّ عَنْهُمْ سَيِّـَٔاتِهِمْ وَلَنَجْزِيَنَّهُمْ أَحْسَنَ ٱلَّذِى كَانُوا۟ يَعْمَلُونَ ﴿٧﴾
われらは信仰して試練に我慢強く善行に努めた人たちには、かれらの罪を取り消し、来世ではかれらが現世で行なってき た最善のことに報いる。
وَوَصَّيْنَا ٱلْإِنسَـٰنَ بِوَٰلِدَيْهِ حُسْنًۭا ۖ وَإِن جَـٰهَدَاكَ لِتُشْرِكَ بِى مَا لَيْسَ لَكَ بِهِۦ عِلْمٌۭ فَلَا تُطِعْهُمَآ ۚ إِلَىَّ مَرْجِعُكُمْ فَأُنَبِّئُكُم بِمَا كُنتُمْ تَعْمَلُونَ ﴿٨﴾
فأنبئكم بما كنتمتعملون われらは人間に、親に対して正しく善くあるように命じた。ただし、もし両親があなたに知識がないものをわれに配する ように強いるなら、かれらに従ってはいけない。それはちょうど、サアド・イブン・アビー・ワッカースに起こったこと ページ 1 / 11 بلغ クルアーン · 注釈 である。創造主に反して被造者に従うことはあり得ないのだ。われにのみあなた方の帰り所はあり、そのとき、われはあ なた方が現世で行なってきたことを告げるのだ。そしてそれに従って、報いるのである。
وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ وَعَمِلُوا۟ ٱلصَّـٰلِحَـٰتِ لَنُدْخِلَنَّهُمْ فِى ٱلصَّـٰلِحِينَ ﴿٩﴾
信仰して善行に勤しむ人を、われらは必ず審判の日には、正しい人びとの中に入らせる。そうしてかれらの地位を向上さ せて、かれらに報奨を与えるのだ。
وَمِنَ ٱلنَّاسِ مَن يَقُولُ ءَامَنَّا بِٱللَّهِ فَإِذَآ أُوذِىَ فِى ٱللَّهِ جَعَلَ فِتْنَةَ ٱلنَّاسِ كَعَذَابِ ٱللَّهِ وَلَئِن جَآءَ نَصْرٌۭ مِّن رَّبِّكَ لَيَقُولُنَّ إِنَّا كُنَّا مَعَكُمْ ۚ أَوَلَيْسَ ٱللَّهُ بِأَعْلَمَ بِمَا فِى صُدُورِ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٠﴾
人びとの中には、わたしたちはアッラーを信仰すると言う人がいる。ところが、かれが不信仰者たちからその信仰のため に苦難に会うと、かれは人びとからの試練をまるでアッラーの懲罰のようにみなしてしまう。そして不信仰者たちに同調 するために、信仰を破棄するのだ。しかし、もしあなたの主からの助けが来ると、確かにわたしたちはあなた方信者たち と一緒だと言う。アッラーはすべての世界の人の胸の中にあるものを、最もよくご存知で、不信仰であれ信仰であれ、隠 せるものはないのだ。かれが一番よく知っているというのに、どうやってかれらの心の中に秘めたものを、アッラーに知 らせるのか。
وَلَيَعْلَمَنَّ ٱللَّهُ ٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ وَلَيَعْلَمَنَّ ٱلْمُنَـٰفِقِينَ ﴿١١﴾
アッラーは真に信仰する人たちも、信仰を見せつけるが不信仰を隠している偽信者たちのことも明確にされる。
وَقَالَ ٱلَّذِينَ كَفَرُوا۟ لِلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ ٱتَّبِعُوا۟ سَبِيلَنَا وَلْنَحْمِلْ خَطَـٰيَـٰكُمْ وَمَا هُم بِحَـٰمِلِينَ مِنْ خَطَـٰيَـٰهُم مِّن شَىْءٍ ۖ إِنَّهُمْ لَكَـٰذِبُونَ ﴿١٢﴾
إن هم لكذبون 不信仰の人たちは、アッラーを信仰する人たちに向かって言った。「わたしたちの教えの道に従いなさい。わたしたちが あなた方の罪を、責任をもって負うことにします。」しかし、かれらは少しもあなた方の罪を負うことはなく、ただ嘘を ついているだけなのだ。
وَلَيَحْمِلُنَّ أَثْقَالَهُمْ وَأَثْقَالًۭا مَّعَ أَثْقَالِهِمْ ۖ وَلَيُسْـَٔلُنَّ يَوْمَ ٱلْقِيَـٰمَةِ عَمَّا كَانُوا۟ يَفْتَرُونَ ﴿١٣﴾
一方、多神教を呼び掛けたかれらは自分の重荷を負い、さらにはかれらが迷わせた人の重荷も負うのである。その際、迷 わされた人の罪が減少されることはない。そして復活の日には、かれらが捏造していた嘘について必ずかれらは問い正さ れるのである。
وَلَقَدْ أَرْسَلْنَا نُوحًا إِلَىٰ قَوْمِهِۦ فَلَبِثَ فِيهِمْ أَلْفَ سَنَةٍ إِلَّا خَمْسِينَ عَامًۭا فَأَخَذَهُمُ ٱلطُّوفَانُ وَهُمْ ظَـٰلِمُونَ ﴿١٤﴾
確かに、われらはヌーフをかれの民に遣わした。かれは人々の間に、950年間留まって、アッラーの唯一性を説いていた。 しかしかれらがアッラーを信じず預言者を拒否することで不正を行ない、不信仰を続けている間に、洪水でかれらは破滅 させられた。 ページ 2 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
فَأَنجَيْنَـٰهُ وَأَصْحَـٰبَ ٱلسَّفِينَةِ وَجَعَلْنَـٰهَآ ءَايَةًۭ لِّلْعَـٰلَمِينَ ﴿١٥﴾
だからわれらはかれと方舟の仲間とを水没から救い、それをすべての人々のための諭しとした。
وَإِبْرَٰهِيمَ إِذْ قَالَ لِقَوْمِهِ ٱعْبُدُوا۟ ٱللَّهَ وَٱتَّقُوهُ ۖ ذَٰلِكُمْ خَيْرٌۭ لَّكُمْ إِن كُنتُمْ تَعْلَمُونَ ﴿١٦﴾
また、イブラーヒームがかれの民にこう言ったときのこと。「アッラーだけに仕え、かれの懲罰を恐れ、禁止を守り、か れを意識しなさい。もしあなた方が何が善いかを理解したいのなら、それがあなた方のために最も善いのである。
إِنَّمَا تَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ أَوْثَـٰنًۭا وَتَخْلُقُونَ إِفْكًا ۚ إِنَّ ٱلَّذِينَ تَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ لَا يَمْلِكُونَ لَكُمْ رِزْقًۭا فَٱبْتَغُوا۟ عِندَ ٱللَّهِ ٱلرِّزْقَ وَٱعْبُدُوهُ وَٱشْكُرُوا۟ لَهُۥٓ ۖ إِلَيْهِ تُرْجَعُونَ ﴿١٧﴾
あなた方はアッラーを差し置いて益にも害にもならない偶像に仕え、それが礼拝に値すると言って虚偽を作りあげている にすぎない。あなた方がアッラーを差し置いて仕える偶像たちは、あなた方に与えるべき糧を与える力はない。だから、 アッラーからのみ糧を求め、かれだけに仕え、かれにのみその恵みに対して感謝しなさい。あなた方は審判の日には、清 算と報奨のためにかれの御元にのみ帰されるのであって、偶像の所ではない。
وَإِن تُكَذِّبُوا۟ فَقَدْ كَذَّبَ أُمَمٌۭ مِّن قَبْلِكُمْ ۖ وَمَا عَلَى ٱلرَّسُولِ إِلَّا ٱلْبَلَـٰغُ ٱلْمُبِينُ ﴿١٨﴾
多神教徒たちよ、もしあなた方がムハンマド(平安を)のもたらしたものを拒否するなら、確かにあなた方以前の諸民族 も拒否した。ヌーフの民、アードの民、サムードの民などである。使徒の務めは、ただ明瞭に啓示を伝え、使徒は主に命 じられてあなた方に伝えるべきことは伝えたのであった。
أَوَلَمْ يَرَوْا۟ كَيْفَ يُبْدِئُ ٱللَّهُ ٱلْخَلْقَ ثُمَّ يُعِيدُهُۥٓ ۚ إِنَّ ذَٰلِكَ عَلَى ٱللَّهِ يَسِيرٌۭ ﴿١٩﴾
かれらはアッラーがいかに創造を始め、それから終了後にはそれを復活させるのを見ないのか。真にそれはアッラーには 容易なことで、何もかれの力を越える者はいなくて、いかに強力かということである。
قُلْ سِيرُوا۟ فِى ٱلْأَرْضِ فَٱنظُرُوا۟ كَيْفَ بَدَأَ ٱلْخَلْقَ ۚ ثُمَّ ٱللَّهُ يُنشِئُ ٱلنَّشْأَةَ ٱلْـَٔاخِرَةَ ۚ إِنَّ ٱللَّهَ عَلَىٰ كُلِّ شَىْءٍۢ قَدِيرٌۭ ﴿٢٠﴾
使徒よ、復活を否定する者たちに言え。「地上を旅して観察しなさい。かれがいかに創造を始めたかを見なさい。やがて アッラーは、死の後の第二の生命のために、復活と清算をされる。確かにアッラーは、何事にも力で負けず、その能力を 超えるものはない。だから初めに創造したように、容易に人々を復活させることができるのだ。
يُعَذِّبُ مَن يَشَآءُ وَيَرْحَمُ مَن يَشَآءُ ۖ وَإِلَيْهِ تُقْلَبُونَ ﴿٢١﴾
かれは御心のままに、公正に、人に苦痛を与え、御心の人に恩寵により慈悲を与える。
وَمَآ أَنتُم بِمُعْجِزِينَ فِى ٱلْأَرْضِ وَلَا فِى ٱلسَّمَآءِ ۖ وَمَا لَكُم مِّن دُونِ ٱللَّهِ مِن وَلِىٍّۢ وَلَا نَصِيرٍۢ ﴿٢٢﴾
あなた方は地においても天においても、アッラーを逃れることはできない。そしてその懲罰を逃れることもできない。ア ッラーの他に、あなた方の面倒を見る擁護者もなく、また懲罰を免じてくれる援助者もない。 ページ 3 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
وَٱلَّذِينَ كَفَرُوا۟ بِـَٔايَـٰتِ ٱللَّهِ وَلِقَآئِهِۦٓ أُو۟لَـٰٓئِكَ يَئِسُوا۟ مِن رَّحْمَتِى وَأُو۟لَـٰٓئِكَ لَهُمْ عَذَابٌ أَلِيمٌۭ ﴿٢٣﴾
アッラーの印を信じず、審判の日にかれとの会見を信じない人は、われの慈悲を期待できず、不信仰のために楽園に入る ことはなく、来世ではかれらには厳しい苦痛があるのだ。
فَمَا كَانَ جَوَابَ قَوْمِهِۦٓ إِلَّآ أَن قَالُوا۟ ٱقْتُلُوهُ أَوْ حَرِّقُوهُ فَأَنجَىٰهُ ٱللَّهُ مِنَ ٱلنَّارِ ۚ إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَـٰتٍۢ لِّقَوْمٍۢ يُؤْمِنُونَ ﴿٢٤﴾
多神を捨ててアッラーだけを奉るように言われても、イブラーヒームの民の返答はこれだけだった。「自分の信教を守る ためにはかれを殺すか、または火に投げ入れて焼いてしまえ。」でも、アッラーはかれを火から救った。確かに、かれが 実際に火の中に投げ入れられたのに救われたというこの出来事の中には、信仰する人びとへの印がある。というのは、そ のような教えから学ぶのは、信者たちであるからだ。
وَقَالَ إِنَّمَا ٱتَّخَذْتُم مِّن دُونِ ٱللَّهِ أَوْثَـٰنًۭا مَّوَدَّةَ بَيْنِكُمْ فِى ٱلْحَيَوٰةِ ٱلدُّنْيَا ۖ ثُمَّ يَوْمَ ٱلْقِيَـٰمَةِ يَكْفُرُ بَعْضُكُم بِبَعْضٍۢ وَيَلْعَنُ بَعْضُكُم بَعْضًۭا وَمَأْوَىٰكُمُ ٱلنَّارُ وَمَا لَكُم مِّن نَّـٰصِرِينَ ﴿٢٥﴾
またイブラーヒームはかれらに言った。あなた方がアッラーを差し置いて偶像に仕えるのは、互いに現世の生活で愛して 止まないからだ。でも審判の日には、懲罰を目の当たりにして、あなた方は互いに否認し合い、互いに拒否し合うだろ う。そして、あなた方の住まいは地獄の火であり、あなた方にはどんな救助者もいない。アッラーを差し置いて仕えてい た偶像たちではなく、あるいはそれ以外の誰でもない。
۞ فَـَٔامَنَ لَهُۥ لُوطٌۭ ۘ وَقَالَ إِنِّى مُهَاجِرٌ إِلَىٰ رَبِّىٓ ۖ إِنَّهُۥ هُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلْحَكِيمُ ﴿٢٦﴾
ルート(平安を)はアッラーとイブラーヒームを信じて言った。わたしはわたしの主へと移り住む、祝福された土地であ る北部の地(シャーム)に移住する。誠にかれは挑戦されることもなく、かれに移住する人は恥辱を受けることもなく、 かれは計画と推計において英明である。
وَوَهَبْنَا لَهُۥٓ إِسْحَـٰقَ وَيَعْقُوبَ وَجَعَلْنَا فِى ذُرِّيَّتِهِ ٱلنُّبُوَّةَ وَٱلْكِتَـٰبَ وَءَاتَيْنَـٰهُ أَجْرَهُۥ فِى ٱلدُّنْيَا ۖ وَإِنَّهُۥ فِى ٱلْـَٔاخِرَةِ لَمِنَ ٱلصَّـٰلِحِينَ ﴿٢٧﴾
またわれらはイブラーヒームにイスハークとヤアコーブの二人の息子を授け、その子孫の間に預言性と啓典を授けた。ま たかれには真実に関する堅忍さという現世の報奨も与えたが、来世ではかれには、正しさが与えられる。現世での恩寵 は、来世のそれを減少させることはない。
وَلُوطًا إِذْ قَالَ لِقَوْمِهِۦٓ إِنَّكُمْ لَتَأْتُونَ ٱلْفَـٰحِشَةَ مَا سَبَقَكُم بِهَا مِنْ أَحَدٍۢ مِّنَ ٱلْعَـٰلَمِينَ ﴿٢٨﴾
使徒よ、またアッラーとイブラーヒームを信じる、ルート(平安を)の話を思い出せ。かれはその民に言った。「あなた 方はこのような淫(みだ)らな行為を犯すのか。あなた方より以前、どの民族もしたことがないのに。その罪は、健全な人 の自然に反しているのだ。」 ページ 4 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
أَئِنَّكُمْ لَتَأْتُونَ ٱلرِّجَالَ وَتَقْطَعُونَ ٱلسَّبِيلَ وَتَأْتُونَ فِى نَادِيكُمُ ٱلْمُنكَرَ ۖ فَمَا كَانَ جَوَابَ قَوْمِهِۦٓ إِلَّآ أَن قَالُوا۟ ٱئْتِنَا بِعَذَابِ ٱللَّهِ إِن كُنتَ مِنَ ٱلصَّـٰدِقِينَ ﴿٢٩﴾
「あなた方は男性に手を出し、あなた方の非道徳な罪を恐れる道行く人を襲い、あなた方の集会で裸になって、通り行く 人に対して言動で危害を加えるなど、してはならない悪行をするのか。」すると、かれの民はこう言うだけだった。「あな たが真実なら、言うとおりにわたしたちにアッラーの懲罰をもたらしてみろ。」
قَالَ رَبِّ ٱنصُرْنِى عَلَى ٱلْقَوْمِ ٱلْمُفْسِدِينَ ﴿٣٠﴾
そこでかれは人々がしつこく懲罰をもたらすように言ったので、祈りを上げた。「わたしの主よ、不信仰と恥ずべき罪で 地上に腐敗を広めるこの民から、わたしを助けたまえ。」
وَلَمَّا جَآءَتْ رُسُلُنَآ إِبْرَٰهِيمَ بِٱلْبُشْرَىٰ قَالُوٓا۟ إِنَّا مُهْلِكُوٓا۟ أَهْلِ هَـٰذِهِ ٱلْقَرْيَةِ ۖ إِنَّ أَهْلَهَا كَانُوا۟ ظَـٰلِمِينَ ﴿٣١﴾
われらが遣わした天使たちがやって来て、イブラーヒームにイスハークとその息子ヤアクーブの吉報を伝えた。かれらは かれ(イブラーヒーム)に、言った。「わたしたちはルートの民の町であるソドムの民を滅ぼす。その民は醜い行いを犯 す、不正者たちである。」
قَالَ إِنَّ فِيهَا لُوطًۭا ۚ قَالُوا۟ نَحْنُ أَعْلَمُ بِمَن فِيهَا ۖ لَنُنَجِّيَنَّهُۥ وَأَهْلَهُۥٓ إِلَّا ٱمْرَأَتَهُۥ كَانَتْ مِنَ ٱلْغَـٰبِرِينَ ﴿٣٢﴾
イブラーヒームは天使たちに言った。「あなたがたが滅ぼそうとしている町にはルートがいますが、かれは不正者ではあ りません。」天使たちは言った。「わたしたちは、そこにいる者たちを知っている。わたしたちは町の民に下される破滅か ら、かれとかれの家族を救おう。ただし、そこに残って滅ぼされることになっているかれの妻は別だ。わたしたちはかれ ら諸共、彼女を滅ぼす。」
وَلَمَّآ أَن جَآءَتْ رُسُلُنَا لُوطًۭا سِىٓءَ بِهِمْ وَضَاقَ بِهِمْ ذَرْعًۭا وَقَالُوا۟ لَا تَخَفْ وَلَا تَحْزَنْ ۖ إِنَّا مُنَجُّوكَ وَأَهْلَكَ إِلَّا ٱمْرَأَتَكَ كَانَتْ مِنَ ٱلْغَـٰبِرِينَ ﴿٣٣﴾
ルートの民を滅ぼすためにわれらが遣わした天使たちが、ルートのもとにやって来た時、ルートはかれの民の邪悪さがか れらに及ぶことを恐れ、悲しんだ。天使たちは男性の姿で現れたのだが、民は女性ではなく、男性に欲望を持って近づい ていたのだ。天使たちはかれ(ルート)に言った。「恐れるのではない。あなたの民は、あなたに悪を及ぼすことはな い。また、わたしたちがあなたに伝えたかれらの滅亡について、悲しむのではない。わたしたちはあなたと、あなたの家 族を滅亡から救うのだから。だが、そこに残って滅ぼされることになっているあなたの妻は別だ。わたしたちはかれら諸 共、彼女を滅ぼす。
إِنَّا مُنزِلُونَ عَلَىٰٓ أَهْلِ هَـٰذِهِ ٱلْقَرْيَةِ رِجْزًۭا مِّنَ ٱلسَّمَآءِ بِمَا كَانُوا۟ يَفْسُقُونَ ﴿٣٤﴾
わたしたちは、悪事を行っていたこの町の民に天から罰を下す。それは焼き土の礫(つぶて)であり、女性ではなく男性 を求めるという醜い行いを犯して、アッラーへの服従から逸脱していたことへの罰である。」 ページ 5 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
وَلَقَد تَّرَكْنَا مِنْهَآ ءَايَةًۢ بَيِّنَةًۭ لِّقَوْمٍۢ يَعْقِلُونَ ﴿٣٥﴾
われらは、われらが滅ぼした町の中に、理性ある民にとっての明証を残した。かれらこそが、印から教訓を受ける者たち である。
وَإِلَىٰ مَدْيَنَ أَخَاهُمْ شُعَيْبًۭا فَقَالَ يَـٰقَوْمِ ٱعْبُدُوا۟ ٱللَّهَ وَٱرْجُوا۟ ٱلْيَوْمَ ٱلْـَٔاخِرَ وَلَا تَعْثَوْا۟ فِى ٱلْأَرْضِ مُفْسِدِينَ ﴿٣٦﴾
また、われらはマドヤンに、かれらの血縁上の同胞であるシュアイブを遣わした。かれは言った。「民よ、アッラーだけ を崇拝せよ。かれの崇拝によって、来世での褒美を望むのだ。地上で罪を行い、広めてはならない。」
فَكَذَّبُوهُ فَأَخَذَتْهُمُ ٱلرَّجْفَةُ فَأَصْبَحُوا۟ فِى دَارِهِمْ جَـٰثِمِينَ ﴿٣٧﴾
すると、民はかれを嘘呼ばわりした。それでかれらを激震が襲い、朝にはかれらは家の中でうつ伏せに倒れていた。かれ らの顔は土に突っ伏し、身動き一つしなかった。
وَعَادًۭا وَثَمُودَا۟ وَقَد تَّبَيَّنَ لَكُم مِّن مَّسَـٰكِنِهِمْ ۖ وَزَيَّنَ لَهُمُ ٱلشَّيْطَـٰنُ أَعْمَـٰلَهُمْ فَصَدَّهُمْ عَنِ ٱلسَّبِيلِ وَكَانُوا۟ مُسْتَبْصِرِينَ ﴿٣٨﴾
またわれらはフードの民アード、サーリフの民サムードも滅ぼした。マッカの民よ、あなたがたにはかれらの滅亡を示 す、ハドラマウトのすすで汚れた住まいや岩場が明らかになっている。かれらの空っぽの住居がその証拠だ。シャイター ンが、不信仰などのかれらの罪深い行いを、かれらにとって美しいもののように見せ、かれらを真っ直ぐな道から逸らせ たのである。かれらは使徒たちから教えられ、真理と迷妄、正しさと誤りを知っていた。しかし導きにではなく、欲望に 従ったのだ。
وَقَـٰرُونَ وَفِرْعَوْنَ وَهَـٰمَـٰنَ ۖ وَلَقَدْ جَآءَهُم مُّوسَىٰ بِٱلْبَيِّنَـٰتِ فَٱسْتَكْبَرُوا۟ فِى ٱلْأَرْضِ وَمَا كَانُوا۟ سَـٰبِقِينَ ﴿٣٩﴾
カールーンがムーサーの民を侵犯した時、われらはかれ(カールーン)をかれの邸宅もろとも沈めて滅ぼした。また、フ ィルアウンとその大臣ハーマーンは海で溺死させて滅ぼした。ムーサーはかれらのもとに、かれの正直さを示す明証を持 って到来したが、高慢にもエジプトの地で信仰を拒んだ。そしてかれらはわれらの罰をやり過ごすことも出来ず、それか ら安全ではいられなかった。
فَكُلًّا أَخَذْنَا بِذَنۢبِهِۦ ۖ فَمِنْهُم مَّنْ أَرْسَلْنَا عَلَيْهِ حَاصِبًۭا وَمِنْهُم مَّنْ أَخَذَتْهُ ٱلصَّيْحَةُ وَمِنْهُم مَّنْ خَسَفْنَا بِهِ ٱلْأَرْضَ وَمِنْهُم مَّنْ أَغْرَقْنَا ۚ وَمَا كَانَ ٱللَّهُ لِيَظْلِمَهُمْ وَلَـٰكِن كَانُوٓا۟ أَنفُسَهُمْ يَظْلِمُونَ ﴿٤٠﴾
こうしてわれらは、上述の者たちを皆、われらの破滅的な罰で捕らえた。われらが焼き土の礫(つぶて)を送った、ルー トの民。轟音に襲われたサーリフの民と、シュアイブの民。われらが邸宅もろとも地面に沈めた、カールーン。われらが 溺死させたヌーフの民、フィルアウン、ハーマーン。アッラーは不正にも、かれらを罪もなく滅ぼしたわけではない。だ がかれらは、罪を犯すことによって自分たちに不正を行っていたのであり、それで罰が確定したのである。
مَثَلُ ٱلَّذِينَ ٱتَّخَذُوا۟ مِن دُونِ ٱللَّهِ أَوْلِيَآءَ كَمَثَلِ ٱلْعَنكَبُوتِ ٱتَّخَذَتْ بَيْتًۭا ۖ وَإِنَّ أَوْهَنَ ٱلْبُيُوتِ لَبَيْتُ ٱلْعَنكَبُوتِ ۖ لَوْ كَانُوا۟ يَعْلَمُونَ ﴿٤١﴾
كانوا يعلمون アッラーをよそに、利益や執り成しを望んで、偶像を崇拝している多神教徒たちの例は、敵からの攻撃から身を守るため に巣を張った蜘蛛のようなもの。最も弱い家とは蜘蛛の巣であり、それは敵から身を守ってくれることもない。かれらの ページ 6 / 11 بلغ クルアーン · 注釈 偶像もまた、役に立ったり、害したり、執り成しをしたりすることはない。もし多神教徒たちがそのことを知っていた ら、アッラーをよそに偶像を崇拝することはなかっただろう。
إِنَّ ٱللَّهَ يَعْلَمُ مَا يَدْعُونَ مِن دُونِهِۦ مِن شَىْءٍۢ ۚ وَهُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلْحَكِيمُ ﴿٤٢﴾
アッラーはかれらが、かれをよそに崇拝しているものを知っている。かれは全てお見通しである。かれは誰にも制圧され ない偉大なお方であり、創造と定めと采配において英知あふれるお方。
وَتِلْكَ ٱلْأَمْثَـٰلُ نَضْرِبُهَا لِلنَّاسِ ۖ وَمَا يَعْقِلُهَآ إِلَّا ٱلْعَـٰلِمُونَ ﴿٤٣﴾
われらが人々に示すこれらのたとえは、かれらを覚醒させ、真理によって開眼させ、真理へと導くためのもの。そしてそ のことを正しく理解するのは、アッラーの教えと英知を知る者以外にはいない。
خَلَقَ ٱللَّهُ ٱلسَّمَـٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضَ بِٱلْحَقِّ ۚ إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ لِّلْمُؤْمِنِينَ ﴿٤٤﴾
アッラーは天と地を真理をもって創造した。かれはそれらを無意味に創ったり、戯れに創ったりしたのではない。これら の創造の中には信仰者たちにとって、アッラーの力を示す明らかな証拠がある。かれらはアッラーの創造を、その創造主 の証拠とするのである。だが不信仰者たちは地上の方々や自分自身の内に印を認めながらも、創造主の偉大さと力に気づ かないままなのだ。
ٱتْلُ مَآ أُوحِىَ إِلَيْكَ مِنَ ٱلْكِتَـٰبِ وَأَقِمِ ٱلصَّلَوٰةَ ۖ إِنَّ ٱلصَّلَوٰةَ تَنْهَىٰ عَنِ ٱلْفَحْشَآءِ وَٱلْمُنكَرِ ۗ وَلَذِكْرُ ٱللَّهِ أَكْبَرُ ۗ وَٱللَّهُ يَعْلَمُ مَا تَصْنَعُونَ ﴿٤٥﴾
يعلم ما تص نعون 使徒よ、アッラーがあなたに啓示したクルアーンを、人々に読んで聞かせよ。また、礼拝を完全な形で行え。完全な形で 行う礼拝は、罪や悪事から人を遠ざける。それは罪を犯すことから妨げ、善行へと導く光を、心の中に生まれさせるの だ。そしてアッラーを想念することは、何にもまして偉大である。アッラーはあなたがたがすることをご存知であり、全 てお見通しである。かれは善行には善行で、悪行には悪行で、行いに報いるのだ。
۞ وَلَا تُجَـٰدِلُوٓا۟ أَهْلَ ٱلْكِتَـٰبِ إِلَّا بِٱلَّتِى هِىَ أَحْسَنُ إِلَّا ٱلَّذِينَ ظَلَمُوا۟ مِنْهُمْ ۖ وَقُولُوٓا۟ ءَامَنَّا بِٱلَّذِىٓ أُنزِلَ إِلَيْنَا وَأُنزِلَ إِلَيْكُمْ وَإِلَـٰهُنَا وَإِلَـٰهُكُمْ وَٰحِدٌۭ وَنَحْنُ لَهُۥ مُسْلِمُونَ ﴿٤٦﴾
إليكم وإلهنا وإلهكم وحد ونحن له مسلمون 信仰者たちよ、ユダヤ教徒とキリスト教徒たちとは、最良の方法によってでしか、対話や議論をしてはならない。それは 訓戒と、明白な根拠による伝道である。ただし、頑固さと高慢さから不正を行い、あなたがたに戦いを布告した者たちは 別であり、かれらがイスラームを受け入れるか、惨めにもジズヤ(人頭税)を支払うかするまで、戦うがよい。そしてユ ダヤ教徒とキリスト教徒たちに、言うのだ。「わたしたちはアッラーがわたしたちに下したクルアーンと、かれがあなた がたに下した律法と福音を信じた。わたしたちの神とあなたがたの神は一つで、その神性、主性、完全性においていかな る共同者もない。わたしたちはかれにのみ、身を低めて服従する。」
وَكَذَٰلِكَ أَنزَلْنَآ إِلَيْكَ ٱلْكِتَـٰبَ ۚ فَٱلَّذِينَ ءَاتَيْنَـٰهُمُ ٱلْكِتَـٰبَ يُؤْمِنُونَ بِهِۦ ۖ وَمِنْ هَـٰٓؤُلَآءِ مَن يُؤْمِنُ بِهِۦ ۚ وَمَا يَجْحَدُ بِـَٔايَـٰتِنَآ إِلَّا ٱلْكَـٰفِرُونَ ﴿٤٧﴾
われらはあなた以前の者に諸啓典を下したように、あなたにもクルアーンを下した。アブドッラー・ブン・サラームのよ うに、律法を読むそれらの者たちの何人かは、それ(クルアーン)を信じるし、多神教徒たちの内でもそのような者がい ページ 7 / 11 بلغ クルアーン · 注釈 る。われらの印を否定するのは、不信仰を習いとし、明らかな真理を否定する不信仰者だけである。
وَمَا كُنتَ تَتْلُوا۟ مِن قَبْلِهِۦ مِن كِتَـٰبٍۢ وَلَا تَخُطُّهُۥ بِيَمِينِكَ ۖ إِذًۭا لَّٱرْتَابَ ٱلْمُبْطِلُونَ ﴿٤٨﴾
使徒よ、あなたはクルアーン以前、いかなる啓典も読んでいなかったし、あなたの右手で何かを書くこともなかった。あ なたは文字の読み書きが出来ない、文盲だった。もし読み書きが出来ていたら、無知な者たちはあなたの預言者性に疑念 を抱き、過去の啓典から書き写したのだと理由づけをしただろう。
بَلْ هُوَ ءَايَـٰتٌۢ بَيِّنَـٰتٌۭ فِى صُدُورِ ٱلَّذِينَ أُوتُوا۟ ٱلْعِلْمَ ۚ وَمَا يَجْحَدُ بِـَٔايَـٰتِنَآ إِلَّا ٱلظَّـٰلِمُونَ ﴿٤٩﴾
いや、あなたに下されたクルアーンは、知識を授かった信仰者たちの胸の中の、明らかな印なのだ。われらの印を否定す るのは、アッラーの不信仰と多神によって自らに不正を犯す者たちだけなのである。
وَقَالُوا۟ لَوْلَآ أُنزِلَ عَلَيْهِ ءَايَـٰتٌۭ مِّن رَّبِّهِۦ ۖ قُلْ إِنَّمَا ٱلْـَٔايَـٰتُ عِندَ ٱللَّهِ وَإِنَّمَآ أَنَا۠ نَذِيرٌۭ مُّبِينٌ ﴿٥٠﴾
多神教徒たちは言った。「過去の使徒たちに下されたように、ムハンマドにも主からの印(奇跡)は下されないのか?」 使徒よ、そのようなことを要望する者たちに言え。「印はアッラーの御手に委ねられている。かれがそれをお望みの者に 下すのであり、わたしが下すことは出来ない。わたしはあなたがたに対して、アッラーの罰を明白な形で警告する者に過 ぎない。」
أَوَلَمْ يَكْفِهِمْ أَنَّآ أَنزَلْنَا عَلَيْكَ ٱلْكِتَـٰبَ يُتْلَىٰ عَلَيْهِمْ ۚ إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَرَحْمَةًۭ وَذِكْرَىٰ لِقَوْمٍۢ يُؤْمِنُونَ ﴿٥١﴾
使徒よ、かれら奇跡を要望する者たちには、かれらに読んで聞かされるクルアーンをあなたに下したことだけで、十分で はないのか?かれらに対して下されたクルアーンの中には、信仰する民にとっての慈悲と教訓があるのであり、かれらこ そがそれを役立てるのだ。かれらに下されたもの(クルアーン)は、かれらが要望している、過去の使徒たちに下された 同様のものよりも良いのである。
قُلْ كَفَىٰ بِٱللَّهِ بَيْنِى وَبَيْنَكُمْ شَهِيدًۭا ۖ يَعْلَمُ مَا فِى ٱلسَّمَـٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضِ ۗ وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ بِٱلْبَـٰطِلِ وَكَفَرُوا۟ بِٱللَّهِ أُو۟لَـٰٓئِكَ هُمُ ٱلْخَـٰسِرُونَ ﴿٥٢﴾
使徒よ、言え。「わたしが伝えることにおいて、わたしが正直であること、そしてそれに関してあなたがたが嘘呼ばわり していることについては、アッラーだけで十分な証人である。かれは天にあることも地にあることもご存知で、全てお見 通しである。アッラーをよそに崇拝されているような迷妄を信じ、唯一崇拝に値するアッラーを否定する者たちこそは、 損失者である。かれらは信仰と引き換えに、不信仰を手に入れたのだ。م
وَيَسْتَعْجِلُونَكَ بِٱلْعَذَابِ ۚ وَلَوْلَآ أَجَلٌۭ مُّسَمًّۭى لَّجَآءَهُمُ ٱلْعَذَابُ وَلَيَأْتِيَنَّهُم بَغْتَةًۭ وَهُمْ لَا يَشْعُرُونَ ﴿٥٣﴾
使徒よ、多神教徒たちはあなたが警告した罰を、早く下してみよと言う。もしアッラーがかれらの罰に関し、早まること も遅れることもない定刻を定めていなかったら、かれらには罰が降りかかっただろう。そしてそれはかれらの予想に反 し、突然襲いかかっただろう。 ページ 8 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
يَسْتَعْجِلُونَكَ بِٱلْعَذَابِ وَإِنَّ جَهَنَّمَ لَمُحِيطَةٌۢ بِٱلْكَـٰفِرِينَ ﴿٥٤﴾
かれらはあなたが警告した罰を、早く下してみよと言う。アッラーが不信仰者たちに約束した地獄は、かれらを包囲して いる。かれらはその罰から逃れることは出来ない。
يَوْمَ يَغْشَىٰهُمُ ٱلْعَذَابُ مِن فَوْقِهِمْ وَمِن تَحْتِ أَرْجُلِهِمْ وَيَقُولُ ذُوقُوا۟ مَا كُنتُمْ تَعْمَلُونَ ﴿٥٥﴾
その日、罰は、上方からはかれらを覆い、足元からはかれらを包み込む敷布となる。アッラーはかれらを咎めて、こう言 う。「多神と罪を行っていたことの報いを、味わえ。」
يَـٰعِبَادِىَ ٱلَّذِينَ ءَامَنُوٓا۟ إِنَّ أَرْضِى وَٰسِعَةٌۭ فَإِيَّـٰىَ فَٱعْبُدُونِ ﴿٥٦﴾
われを信じる僕たちよ、われを崇拝することが出来ない土地から移住せよ。わが大地は広いのであるから、われのみを崇 拝せよ。われに何ものをも並べてはならない。
كُلُّ نَفْسٍۢ ذَآئِقَةُ ٱلْمَوْتِ ۖ ثُمَّ إِلَيْنَا تُرْجَعُونَ ﴿٥٧﴾
死への恐怖が、あなたがたを移住から阻んではならない。全ての者は死を味わうのであり、それから審判の日に清算と報 いのため、われらのもとに返されるのである。
وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ وَعَمِلُوا۟ ٱلصَّـٰلِحَـٰتِ لَنُبَوِّئَنَّهُم مِّنَ ٱلْجَنَّةِ غُرَفًۭا تَجْرِى مِن تَحْتِهَا ٱلْأَنْهَـٰرُ خَـٰلِدِينَ فِيهَا ۚ نِعْمَ أَجْرُ ٱلْعَـٰمِلِينَ ﴿٥٨﴾
アッラーを信じ、かれへと近づける善行を行う者たちを、われらは天国の部屋に住まわせよう。その下からは河川が流れ ており、かれらはそこに永遠に留まる。かれらはそこで消えゆくこともない。アッラーの服従に勤しむ者たちの報いは、 何と素晴らしいことか。
ٱلَّذِينَ صَبَرُوا۟ وَعَلَىٰ رَبِّهِمْ يَتَوَكَّلُونَ ﴿٥٩﴾
アッラーの服従と、罪の抑制において忍耐し、あらゆる物事において主のみに委ねる勤行者たちの報いは、素晴らしいも のである。
وَكَأَيِّن مِّن دَآبَّةٍۢ لَّا تَحْمِلُ رِزْقَهَا ٱللَّهُ يَرْزُقُهَا وَإِيَّاكُمْ ۚ وَهُوَ ٱلسَّمِيعُ ٱلْعَلِيمُ ﴿٦٠﴾
あらゆる生き物は自らの糧を集め、運ぶことも出来ないが、アッラーがそれらとあなたがたに糧を授けるのだ。だから飢 えを恐れて移住しないことを、正当化することは出来ない。かれはあなたがたの言葉を聞き、あなたがたの意図と行いを ご存知のお方。かれは全てお見通しで、あなたがたに報われる。
وَلَئِن سَأَلْتَهُم مَّنْ خَلَقَ ٱلسَّمَـٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضَ وَسَخَّرَ ٱلشَّمْسَ وَٱلْقَمَرَ لَيَقُولُنَّ ٱللَّهُ ۖ فَأَنَّىٰ يُؤْفَكُونَ ﴿٦١﴾
使徒よ、もし多神教徒たちに「天地を創造したのは誰か?太陽と月を交代させながら仕えさせたのは、誰か?」と尋ねれ ば、かれらは答えるだろう。「それらを創造したのはアッラーだ。」それでは何がかれらを、アッラーだけを信仰すること から遠ざけ、かれをよそに、益することも害することもない神々を崇拝させるのか? ページ 9 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
ٱللَّهُ يَبْسُطُ ٱلرِّزْقَ لِمَن يَشَآءُ مِنْ عِبَادِهِۦ وَيَقْدِرُ لَهُۥٓ ۚ إِنَّ ٱللَّهَ بِكُلِّ شَىْءٍ عَلِيمٌۭ ﴿٦٢﴾
アッラーは、かれがご存知の英知に則って、お望みの僕の糧を豊かにし、お望みの者の糧を少なくする。アッラーは全て をご存知のお方であり、僕たちに有益な采配についてお見通しのお方。
وَلَئِن سَأَلْتَهُم مَّن نَّزَّلَ مِنَ ٱلسَّمَآءِ مَآءًۭ فَأَحْيَا بِهِ ٱلْأَرْضَ مِنۢ بَعْدِ مَوْتِهَا لَيَقُولُنَّ ٱللَّهُ ۚ قُلِ ٱلْحَمْدُ لِلَّهِ ۚ بَلْ أَكْثَرُهُمْ لَا يَعْقِلُونَ ﴿٦٣﴾
لا يعقلون 使徒よ、もし多神教徒たちに「天から雨を降らせ、それによって乾いた大地から芽吹かせるのは、誰か?」と尋ねれば、 かれらは答えるだろう。「天から雨を降らせ、それによって乾いた大地から芽吹かせるのはアッラーである。」使徒よ、言 え。「あなたがたに証拠を示されたアッラーに称賛あれ。」かれらの多くは理解しないのだ。もし理解するのであれば、益 することも害することもない偶像を、アッラーに並べることなどしなかっただろう。
وَمَا هَـٰذِهِ ٱلْحَيَوٰةُ ٱلدُّنْيَآ إِلَّا لَهْوٌۭ وَلَعِبٌۭ ۚ وَإِنَّ ٱلدَّارَ ٱلْـَٔاخِرَةَ لَهِىَ ٱلْحَيَوَانُ ۚ لَوْ كَانُوا۟ يَعْلَمُونَ ﴿٦٤﴾
この現世の生活は、そこにある欲望も享楽も、そこに執着する者たちの心にとって戯れでしかない。それはすぐ終わって しまうものだ。だが来世こそは、永続する真の生活なのである。かれらがもし知っていたなら、永続するものよりも消え 去るものを優先することはなかっただろう。
فَإِذَا رَكِبُوا۟ فِى ٱلْفُلْكِ دَعَوُا۟ ٱللَّهَ مُخْلِصِينَ لَهُ ٱلدِّينَ فَلَمَّا نَجَّىٰهُمْ إِلَى ٱلْبَرِّ إِذَا هُمْ يُشْرِكُونَ ﴿٦٥﴾
多神教徒たちは海で船に乗れば、溺死から助かるため、アッラーだけに真摯に祈る。だが溺死から助かると多神教に戻 り、かれに他の神々を並べて祈るのだ。
لِيَكْفُرُوا۟ بِمَآ ءَاتَيْنَـٰهُمْ وَلِيَتَمَتَّعُوا۟ ۖ فَسَوْفَ يَعْلَمُونَ ﴿٦٦﴾
かれらは多神教徒に戻って、われらが与えた恩恵に対して恩知らずになり、きらびやかな現世の生活を楽しむ。かれらは 死んだ時、自分たちの悪い結末を知ることになろう。
أَوَلَمْ يَرَوْا۟ أَنَّا جَعَلْنَا حَرَمًا ءَامِنًۭا وَيُتَخَطَّفُ ٱلنَّاسُ مِنْ حَوْلِهِمْ ۚ أَفَبِٱلْبَـٰطِلِ يُؤْمِنُونَ وَبِنِعْمَةِ ٱللَّهِ يَكْفُرُونَ ﴿٦٧﴾
溺死から救ってもらうというアッラーの恩恵を否定する者たちは、清い地というもう一つの恩恵を見ないのか?かれら以 外の者たちが争いのなかにあり、殺害、捕囚、女性・子息・財産の略奪の憂き目にあっているのに、かれらは清い地で生 命や財産が安全な状態にあるのだ。かれらは偽の神々という虚妄を信じ、アッラーの恩恵を否定するのか?それに対して アッラーに感謝しないのか?
وَمَنْ أَظْلَمُ مِمَّنِ ٱفْتَرَىٰ عَلَى ٱللَّهِ كَذِبًا أَوْ كَذَّبَ بِٱلْحَقِّ لَمَّا جَآءَهُۥٓ ۚ أَلَيْسَ فِى جَهَنَّمَ مَثْوًۭى لِّلْكَـٰفِرِينَ ﴿٦٨﴾
アッラーに共同者がいるという嘘を捏造したり、使徒がもたらした真理を嘘よばわりしたりする者より、ひどい不正を働 く者がいようか?地獄が不信仰者とそれに類いする者たちの住まいであることに、疑いの余地はない。 ページ 10 / 11 بلغ クルアーン · 注釈
وَٱلَّذِينَ جَـٰهَدُوا۟ فِينَا لَنَهْدِيَنَّهُمْ سُبُلَنَا ۚ وَإِنَّ ٱللَّهَ لَمَعَ ٱلْمُحْسِنِينَ ﴿٦٩﴾
われらの満足を求めて奮闘する者たちを、われらは真っ直ぐな道に導いてやろう。アッラーは援助と勝利と導きによっ て、善行者たちと共にある。 出典:クルアーン簡潔注釈 — タフスィール研究センター ページ 11 / 11
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