ホーム注釈Hud (11)

注釈 Hud (11) — هود

マッカ章 · 123 節

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الٓر ۚ كِتَـٰبٌ أُحْكِمَتْ ءَايَـٰتُهُۥ ثُمَّ فُصِّلَتْ مِن لَّدُنْ حَكِيمٍ خَبِيرٍ ﴿١﴾

アリフ・ラーム・ラー。このような節の意味に関する議論は、雌牛章にて言及された通りである。クルアーンは、その章 句が完全に構成された書物であり、その中に欠陥や欠落は存在しない。それから、それは合法と非合法、命令と禁止、約 束と警告、逸話などの言及によって説明される。かれは諸事と法の執行において賢明であり、かれの僕たちの状態と彼ら の最善の利益について熟知される。

أَلَّا تَعْبُدُوٓا۟ إِلَّا ٱللَّهَ ۚ إِنَّنِى لَكُم مِّنْهُ نَذِيرٌۭ وَبَشِيرٌۭ ﴿٢﴾

ムハンマドに啓示されたこれらの節は、人々がアッラー以外の存在を崇拝することを禁じている。人々よ、もしあなた方 がアッラーを信じず、かれに従わないなら、私はアッラーの懲罰についてあなた方に警告する。そして、もしあなた方が かれへの信仰を持ち、かれのイスラーム法を実践するのなら、私はあなた方にかれの報奨についての吉報を与えよう。م

وَأَنِ ٱسْتَغْفِرُوا۟ رَبَّكُمْ ثُمَّ تُوبُوٓا۟ إِلَيْهِ يُمَتِّعْكُم مَّتَـٰعًا حَسَنًا إِلَىٰٓ أَجَلٍۢ مُّسَمًّۭى وَيُؤْتِ كُلَّ ذِى فَضْلٍۢ فَضْلَهُۥ ۖ وَإِن تَوَلَّوْا۟ فَإِنِّىٓ أَخَافُ عَلَيْكُمْ عَذَابَ يَوْمٍۢ كَبِيرٍ ﴿٣﴾

人々よ、あなた方の主から罪の赦しを願い求め、自身の欠点を悔い改めてかれに悔悟せよ。かれはあなた方が定められた 寿命を全うするまで、現世の生活の中であなた方に良い供給を授けてくれよう。かれは、徳のあるすべての者に、かれへ の従順という善行に対する完全な報奨を、少しも減らすことなく与えるのである。もしあなた方が、私が主からもたらさ れた信仰に対して背き去るのなら、私は激しい恐怖の日(復活の日)におけるあなた方への懲罰を恐れる。

إِلَى ٱللَّهِ مَرْجِعُكُمْ ۖ وَهُوَ عَلَىٰ كُلِّ شَىْءٍۢ قَدِيرٌ ﴿٤﴾

人々よ、復活の日にあなた方が帰り着くところはアッラーのみである。かれの全能性はすべてに及び、何一つとしてそれ を損なうものはない。あなた方の死後、あなた方を招集して生命を与え、清算することは、かれにとって全く困難なこと ではない。

أَلَآ إِنَّهُمْ يَثْنُونَ صُدُورَهُمْ لِيَسْتَخْفُوا۟ مِنْهُ ۚ أَلَا حِينَ يَسْتَغْشُونَ ثِيَابَهُمْ يَعْلَمُ مَا يُسِرُّونَ وَمَا يُعْلِنُونَ ۚ إِنَّهُۥ عَلِيمٌۢ بِذَاتِ ٱلصُّدُورِ ﴿٥﴾

これらの偶像崇拝者たちは、アッラーの使徒から隠れるために背中を曲げ、頭を下げる。たとえアッラーの使徒から見ら れないよう、彼らが衣服で頭を覆い、彼のもたらしたものから背き去っても、アッラーは彼らが隠すものも公にするもの も知っている。かれは心の中にある意図を知っており、かれから隠されていることは何ひとつとしてない。ل

۞ وَمَا مِن دَآبَّةٍۢ فِى ٱلْأَرْضِ إِلَّا عَلَى ٱللَّهِ رِزْقُهَا وَيَعْلَمُ مُسْتَقَرَّهَا وَمُسْتَوْدَعَهَا ۚ كُلٌّۭ فِى كِتَـٰبٍۢ مُّبِينٍۢ ﴿٦﴾

地球上の生物は、それが何であれ、アッラーの恩寵を享受していないものはない。かれは、それらが地球上のどこに住ん でいるか、そしてどこで死ぬのかを知っている。被造物すべての恩寵や生死の場は、保護された碑板である明確な書に記 されている。 ページ 1 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

وَهُوَ ٱلَّذِى خَلَقَ ٱلسَّمَـٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضَ فِى سِتَّةِ أَيَّامٍۢ وَكَانَ عَرْشُهُۥ عَلَى ٱلْمَآءِ لِيَبْلُوَكُمْ أَيُّكُمْ أَحْسَنُ عَمَلًۭا ۗ وَلَئِن قُلْتَ إِنَّكُم مَّبْعُوثُونَ مِنۢ بَعْدِ ٱلْمَوْتِ لَيَقُولَنَّ ٱلَّذِينَ كَفَرُوٓا۟ إِنْ هَـٰذَآ إِلَّا سِحْرٌۭ مُّبِينٌۭ ﴿٧﴾

天地を壮大な形で創造したのはかれであり、6日間で天地の間に含まれる全てのものを創造した。かれがそれらを創造す る前、かれの玉座は水の上にあった。人々よ、アッラーはあなた方の内、誰がかれを喜ばせる行いをし、そして誰がかれ を怒らせる行いをするのかを試みるために、これらすべてを創造したのだ。かれは各集団に値するものを報われるのだ。 使徒よ、あなたが「人々よ、あなた方は死んだ後、精算のために復活されるのだ」と言うなら、アッラーを信じず、復活 を拒否する者たちは、「あなたが唱えるこのクルアーンは、単なる魔術に過ぎず、明らかに偽だ」と言い張るだろう。

وَلَئِنْ أَخَّرْنَا عَنْهُمُ ٱلْعَذَابَ إِلَىٰٓ أُمَّةٍۢ مَّعْدُودَةٍۢ لَّيَقُولُنَّ مَا يَحْبِسُهُۥٓ ۗ أَلَا يَوْمَ يَأْتِيهِمْ لَيْسَ مَصْرُوفًا عَنْهُمْ وَحَاقَ بِهِم مَّا كَانُوا۟ بِهِۦ يَسْتَهْزِءُونَ ﴿٨﴾

كانوا به يستهزءون もし、われらが偶像崇拝者たちに対する現世の懲罰を延期したなら、彼らは、懲罰を遅らせているのは何なのかと言っ て、すぐにそれが来るよう求めて嘲笑する。実に、彼らにふさわしい懲罰はアッラーによって定められた時にもたらさ れ、その時、彼らはそれを防ぐものを見い出すことはない。彼らが嘲笑しつつ、すぐに来るように要求した懲罰は彼らに 降りかかり、彼らを取り囲むのである。

وَلَئِنْ أَذَقْنَا ٱلْإِنسَـٰنَ مِنَّا رَحْمَةًۭ ثُمَّ نَزَعْنَـٰهَا مِنْهُ إِنَّهُۥ لَيَـُٔوسٌۭ كَفُورٌۭ ﴿٩﴾

もし、われらが人間に健康や富などの祝福を授けた後、その祝福を彼らから奪うと、彼らはわれらの慈悲への希望を失 い、われらの祝福を忘れて非常に恩知らずとなる。

وَلَئِنْ أَذَقْنَـٰهُ نَعْمَآءَ بَعْدَ ضَرَّآءَ مَسَّتْهُ لَيَقُولَنَّ ذَهَبَ ٱلسَّيِّـَٔاتُ عَنِّىٓ ۚ إِنَّهُۥ لَفَرِحٌۭ فَخُورٌ ﴿١٠﴾

また、貧困や病気を経験させた後、われらがそのような者に多くの恩寵や健康を与えると、彼は「私の悩みはなくなり、 困難は去った」と言うだろう。彼はわれらの祝福を感謝する代わりに、それにうぬぼれて傲慢となり、人々に対して誇り 高く顔を上げて自慢する。

إِلَّا ٱلَّذِينَ صَبَرُوا۟ وَعَمِلُوا۟ ٱلصَّـٰلِحَـٰتِ أُو۟لَـٰٓئِكَ لَهُم مَّغْفِرَةٌۭ وَأَجْرٌۭ كَبِيرٌۭ ﴿١١﴾

つらい時にも忍耐強く、善行に励み、悪行を避ける者たちだけは、そうではない。これらの善良な者たちは、困難な時期 に希望を失ったり、アッラーの祝福に感謝しなかったり、傲慢であったりもしない。それゆえ、彼らは主から罪を赦さ れ、来世の大いなる報奨を受け取るのである。

فَلَعَلَّكَ تَارِكٌۢ بَعْضَ مَا يُوحَىٰٓ إِلَيْكَ وَضَآئِقٌۢ بِهِۦ صَدْرُكَ أَن يَقُولُوا۟ لَوْلَآ أُنزِلَ عَلَيْهِ كَنزٌ أَوْ جَآءَ مَعَهُۥ مَلَكٌ ۚ إِنَّمَآ أَنتَ نَذِيرٌۭ ۚ وَٱللَّهُ عَلَىٰ كُلِّ شَىْءٍۢ وَكِيلٌ ﴿١٢﴾

ى 使徒よ、彼らの不信仰、頑迷さ、兆候の要求により、あなたはアッラーがあなたに伝えるよう啓示したものの一部を彼ら に伝えることを躊躇するかも知れない。彼らはその実践に困難を訴えるからである。彼らが「なぜ彼には豊かな財宝が授 けられなかったのか。なぜ彼の真実性を証明するため、彼と共に天使が現れなかったのか?」と言うこと恐れ、あなたは その伝達を躊躇するかもしれないが、それでも啓示を伏せてはならない。あなたはただ、アッラーがあなたに伝達するよ う命じたものを述べ伝える警告者に過ぎず、彼らが要求する兆候を示してやる必要はない。アッラーは全ての事を司る御 方である。 ページ 2 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

أَمْ يَقُولُونَ ٱفْتَرَىٰهُ ۖ قُلْ فَأْتُوا۟ بِعَشْرِ سُوَرٍۢ مِّثْلِهِۦ مُفْتَرَيَـٰتٍۢ وَٱدْعُوا۟ مَنِ ٱسْتَطَعْتُم مِّن دُونِ ٱللَّهِ إِن كُنتُمْ صَـٰدِقِينَ ﴿١٣﴾

偶像崇拝者たちは、クルアーンがアッラーの啓示ではなく、ムハンマドの創作だと言うのか。使徒よ、彼らへ言うのだ。 「もしクルアーンが創作であるというあなた方の主張が真実であると言うのなら、クルアーンと同様の10の章句を作っ てみよ。その目的を達成できるなら、アッラー以外の他の援助者の助けを求めても構わない。」

فَإِلَّمْ يَسْتَجِيبُوا۟ لَكُمْ فَٱعْلَمُوٓا۟ أَنَّمَآ أُنزِلَ بِعِلْمِ ٱللَّهِ وَأَن لَّآ إِلَـٰهَ إِلَّا هُوَ ۖ فَهَلْ أَنتُم مُّسْلِمُونَ ﴿١٤﴾

彼らには到底、それを成す術はないのだが、使徒による挑戦を果たすことができなければ、クルアーンがアッラーの知識 と共に使徒へと啓示され、それが創作されたものではなく、かれ以外の真の神は存在しないということを信仰者たちは確 信せねばならない。こうした決定的な証拠の後、献身的にアッラーへ服従するのかどうか、かれは尋ねる。

مَن كَانَ يُرِيدُ ٱلْحَيَوٰةَ ٱلدُّنْيَا وَزِينَتَهَا نُوَفِّ إِلَيْهِمْ أَعْمَـٰلَهُمْ فِيهَا وَهُمْ فِيهَا لَا يُبْخَسُونَ ﴿١٥﴾

現世の生活と、その儚い享楽を望み、行為に基づく来世を望まないなら、アッラーは彼らに健康や安全、豊かな富といっ た現世での報いを与える。彼らはその行為に対する報いを少しも減らされることはないだろう。

أُو۟لَـٰٓئِكَ ٱلَّذِينَ لَيْسَ لَهُمْ فِى ٱلْـَٔاخِرَةِ إِلَّا ٱلنَّارُ ۖ وَحَبِطَ مَا صَنَعُوا۟ فِيهَا وَبَـٰطِلٌۭ مَّا كَانُوا۟ يَعْمَلُونَ ﴿١٦﴾

こうした願望を抱く者たちに対する復活の日の報いは、彼らが入ることになる地獄の業火に他ならない。そのとき、彼ら の現世での行為に対する報奨は消えてしまい、役立たない。なぜならそれらは信仰や正しい意図に基づいたものではな く、アッラーの報奨と来世の住処を望んでのものではなかったからである。

أَفَمَن كَانَ عَلَىٰ بَيِّنَةٍۢ مِّن رَّبِّهِۦ وَيَتْلُوهُ شَاهِدٌۭ مِّنْهُ وَمِن قَبْلِهِۦ كِتَـٰبُ مُوسَىٰٓ إِمَامًۭا وَرَحْمَةً ۚ أُو۟لَـٰٓئِكَ يُؤْمِنُونَ بِهِۦ ۚ وَمَن يَكْفُرْ بِهِۦ مِنَ ٱلْأَحْزَابِ فَٱلنَّارُ مَوْعِدُهُۥ ۚ فَلَا تَكُ فِى مِرْيَةٍۢ مِّنْهُ ۚ إِنَّهُ ٱلْحَقُّ مِن رَّبِّكَ وَلَـٰكِنَّ أَكْثَرَ ٱلنَّاسِ لَا يُؤْمِنُونَ ﴿١٧﴾

لا يؤمنون 預言者ムハンマドは、至高なる主による明確な証拠を携えている。それは、彼の発言の真実性を証明する高貴なクルアー ンであり、ムーサーに啓示されたトーラー同様、彼の預言者としての真実性を証明する。彼は人々への導きと慈悲として 遣わされた。彼らはクルアーンと、その啓示を受けたムハンマドを信じており、彼らは目的もなくさまよう不信仰者たち と同じではない。それを信じない者たちの様々な集団に関しては、復活の日には地獄の業火が終着の場として約束され る。預言者よ、それゆえあなたはクルアーンと彼らの終着の場について疑いを抱いてはならない。それは真実であり、疑 いの余地がないのだ。ただし、明確な兆候と証拠があるにもかかわらず、ほとんどの者たちは信仰を持つことはない。

وَمَنْ أَظْلَمُ مِمَّنِ ٱفْتَرَىٰ عَلَى ٱللَّهِ كَذِبًا ۚ أُو۟لَـٰٓئِكَ يُعْرَضُونَ عَلَىٰ رَبِّهِمْ وَيَقُولُ ٱلْأَشْهَـٰدُ هَـٰٓؤُلَآءِ ٱلَّذِينَ كَذَبُوا۟ عَلَىٰ رَبِّهِمْ ۚ أَلَا لَعْنَةُ ٱللَّهِ عَلَى ٱلظَّـٰلِمِينَ ﴿١٨﴾

誰であれ、アッラーについて嘘をつき、かれに同位者や子を帰属させる者ほど不義の甚だしい者はいない。アッラーにつ いて嘘をつく者は裁きの日にかれの前に連れて行かれ、行為について尋ねられると、天使と使徒の中からの彼らに対する 証人は、彼らがアッラーに同位者や子を帰属させ、嘘をついたと証言するだろう。アッラーが彼らの慈悲を奪うのは、彼 らのアッラーについての嘘によるものである。 ページ 3 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

ٱلَّذِينَ يَصُدُّونَ عَن سَبِيلِ ٱللَّهِ وَيَبْغُونَهَا عِوَجًۭا وَهُم بِٱلْـَٔاخِرَةِ هُمْ كَـٰفِرُونَ ﴿١٩﴾

人々をアッラーの正道から妨げ、その正しさに歪曲を加えようと願う者たちは、死後の復活を否定するのである。

أُو۟لَـٰٓئِكَ لَمْ يَكُونُوا۟ مُعْجِزِينَ فِى ٱلْأَرْضِ وَمَا كَانَ لَهُم مِّن دُونِ ٱللَّهِ مِنْ أَوْلِيَآءَ ۘ يُضَـٰعَفُ لَهُمُ ٱلْعَذَابُ ۚ مَا كَانُوا۟ يَسْتَطِيعُونَ ٱلسَّمْعَ وَمَا كَانُوا۟ يُبْصِرُونَ ﴿٢٠﴾

もしアッラーが彼らに懲罰を下す意思があるならば、そのような者たちは、現世でアッラーから逃れることはできない。 アッラーの懲罰が彼らにもたらされるのを止めることのできる、アッラー以外の守護者はいないのである。彼らは自分た ちが背いただけでなく、他の人々もアッラーの道から背かせたので、復活の日の彼らの懲罰は増加するだろう。彼らは真 理に対する強い嫌悪感のため、現世において真実の導きを聞いても受け入れることができず、有益なアッラーの兆候を目 にすることもなかった。

أُو۟لَـٰٓئِكَ ٱلَّذِينَ خَسِرُوٓا۟ أَنفُسَهُمْ وَضَلَّ عَنْهُم مَّا كَانُوا۟ يَفْتَرُونَ ﴿٢١﴾

彼らは、自分自身を失い、アッラーに同位者を帰属させて自ら破滅に向かう者たちである。そして、彼らが祀り上げた同 位者や仲介者は、彼らを見捨てるのである。

لَا جَرَمَ أَنَّهُمْ فِى ٱلْـَٔاخِرَةِ هُمُ ٱلْأَخْسَرُونَ ﴿٢٢﴾

来世において、彼らが最大の敗北者となることは確かである。なぜなら彼らは信仰に対して不信仰を、来世に対して現世 を、そして慈悲に対して懲罰を取り替えたからである。

إِنَّ ٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ وَعَمِلُوا۟ ٱلصَّـٰلِحَـٰتِ وَأَخْبَتُوٓا۟ إِلَىٰ رَبِّهِمْ أُو۟لَـٰٓئِكَ أَصْحَـٰبُ ٱلْجَنَّةِ ۖ هُمْ فِيهَا خَـٰلِدُونَ ﴿٢٣﴾

アッラーとその使徒への信仰を持ち、善行に励む者は謙虚であり、アッラーを畏れる。彼らは永遠に生きる天国の民であ る。

۞ مَثَلُ ٱلْفَرِيقَيْنِ كَٱلْأَعْمَىٰ وَٱلْأَصَمِّ وَٱلْبَصِيرِ وَٱلسَّمِيعِ ۚ هَلْ يَسْتَوِيَانِ مَثَلًا ۚ أَفَلَا تَذَكَّرُونَ ﴿٢٤﴾

不信仰者と信仰者を例えると、不信仰者は目の見えない盲人か耳の聞こえない唖者のようである。真実を聞いても受け入 れようとしないのが不信仰者だからである。彼らは自分たちにとって有益なものであれ、それを見ようとはしない。一 方、見聞きができる者のように、見たり聞いたりできるのは信仰者である。それら双方の状態と性質は同じであろうか。 それらは同じではない。それらの本質がいかに異なるかを考慮しないのか。

وَلَقَدْ أَرْسَلْنَا نُوحًا إِلَىٰ قَوْمِهِۦٓ إِنِّى لَكُمْ نَذِيرٌۭ مُّبِينٌ ﴿٢٥﴾

われらはヌーフを、彼の民へ使徒として遣わせた。ヌーフは、人々にアッラーの懲罰について警告するために遣わされた と伝え、その教えを非常に明白に伝達した。 ページ 4 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

أَن لَّا تَعْبُدُوٓا۟ إِلَّا ٱللَّهَ ۖ إِنِّىٓ أَخَافُ عَلَيْكُمْ عَذَابَ يَوْمٍ أَلِيمٍۢ ﴿٢٦﴾

ヌーフが民にアッラーのみを崇拝し、かれ以外の者を崇拝しないよう呼びかけたのは、人々が苦難の日の懲罰を受けるこ とを恐れたからである。

فَقَالَ ٱلْمَلَأُ ٱلَّذِينَ كَفَرُوا۟ مِن قَوْمِهِۦ مَا نَرَىٰكَ إِلَّا بَشَرًۭا مِّثْلَنَا وَمَا نَرَىٰكَ ٱتَّبَعَكَ إِلَّا ٱلَّذِينَ هُمْ أَرَاذِلُنَا بَادِىَ ٱلرَّأْىِ وَمَا نَرَىٰ لَكُمْ عَلَيْنَا مِن فَضْلٍۭ بَلْ نَظُنُّكُمْ كَـٰذِبِينَ ﴿٢٧﴾

وما نر لكم علينا من فضلبل نظنكم كذبين ى ヌーフの民の権力者たちは、彼の呼びかけに応じなかった。彼らは、ヌーフが彼らよりも優れているようには見えず、彼 ら同様の人間に過ぎないと言った。また、彼らのうちでも最も身分の低い者たちだけが、ヌーフの主張に対して慎重に検 討したり状況を調査したりすることもなく愚直に従っているだけだと述べた。彼らは、信仰者たちが彼らよりも高貴でも 裕福でもなく、彼らよりも高い地位も持っておらず、彼らに勝る価値は認められないと主張した。それどころか、彼らは 信仰者たちが嘘つきであるとみなした。 قال يقوم أرءيتمإن كنت عل بينة من ربى وءاتىنى رحمةمن عنده فعميت عليكم أنلزمكموها وأنتملها

قَالَ يَـٰقَوْمِ أَرَءَيْتُمْ إِن كُنتُ عَلَىٰ بَيِّنَةٍۢ مِّن رَّبِّى وَءَاتَىٰنِى رَحْمَةًۭ مِّنْ عِندِهِۦ فَعُمِّيَتْ عَلَيْكُمْ أَنُلْزِمُكُمُوهَا وَأَنتُمْ لَهَا كَـٰرِهُونَ ﴿٢٨﴾

كرهون ヌーフは民に言った。「私の主張が真実であると証明する、主からの明白な預言と教えという証拠を私が携えていても、あ なた方が疑念や無知からそれを理解できなければ、私たちはあなた方の意志に反し、信仰を押し付けるべきだとでもいう のか。いや、人に信仰を与えるのはアッラーだけであり、私たちの役目ではない。」

وَيَـٰقَوْمِ لَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ مَالًا ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَى ٱللَّهِ ۚ وَمَآ أَنَا۠ بِطَارِدِ ٱلَّذِينَ ءَامَنُوٓا۟ ۚ إِنَّهُم مُّلَـٰقُوا۟ رَبِّهِمْ وَلَـٰكِنِّىٓ أَرَىٰكُمْ قَوْمًۭا تَجْهَلُونَ ﴿٢٩﴾

أرىكم قوما تجهلون ヌーフは民に言った。「私は教えの伝達に対する金銭的な見返りを求めはしなかった。私に報奨するのはアッラーのみで ある。私はあなた方が私にそう求めるように、信仰者の貧しい者たちを追放したりはしなかった。彼らは復活の日にアッ ラーに相見え、彼らの信仰は報われるであろう。あなた方が信仰者の貧しい者たちを追放するよう求めたとき、私はあな た方が現実を理解しない者たちであると見た。」

وَيَـٰقَوْمِ مَن يَنصُرُنِى مِنَ ٱللَّهِ إِن طَرَدتُّهُمْ ۚ أَفَلَا تَذَكَّرُونَ ﴿٣٠﴾

ヌーフは民に言った。「私が罪のない貧しい信仰者たちを不当に追放したなら、一体誰がアッラーの懲罰から私を守ると 言うのか。あなた方は、自分たちにとって何が正しく有益なのかについて熟考し、努力しないのか。」

وَلَآ أَقُولُ لَكُمْ عِندِى خَزَآئِنُ ٱللَّهِ وَلَآ أَعْلَمُ ٱلْغَيْبَ وَلَآ أَقُولُ إِنِّى مَلَكٌۭ وَلَآ أَقُولُ لِلَّذِينَ تَزْدَرِىٓ أَعْيُنُكُمْ لَن يُؤْتِيَهُمُ ٱللَّهُ خَيْرًا ۖ ٱللَّهُ أَعْلَمُ بِمَا فِىٓ أَنفُسِهِمْ ۖ إِنِّىٓ إِذًۭا لَّمِنَ ٱلظَّـٰلِمِينَ ﴿٣١﴾

ヌーフは民に言った。「私は、自分がアッラーの財宝を持っているとは言わない。もしそうなら、あなた方が信じればそ れを施しただろう。また、自分に不可視の知識があるとも言わない。また、私たちはあなた方と同じ人間であり、天使で はない。また、あなた方が軽蔑する貧しい者たちについても、彼らが劣っており、アッラーは彼らに成功と指導を与えな いだろうとも言わない。アッラーこそは、彼らの意図と状態を最もよくご存知である。私がそのような主張をしたなら、 アッラーの懲罰に値する不義者の一人となるだろう。」 ページ 5 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

قَالُوا۟ يَـٰنُوحُ قَدْ جَـٰدَلْتَنَا فَأَكْثَرْتَ جِدَٰلَنَا فَأْتِنَا بِمَا تَعِدُنَآ إِن كُنتَ مِنَ ٱلصَّـٰدِقِينَ ﴿٣٢﴾

民は頑固さと誇りから、ヌーフに言った。「ヌーフよ、我々はもう十分に長い間議論し、論争した。あなたの主張が真実 であるなら、約束された懲罰を我々にもたらしてみなさい。」

قَالَ إِنَّمَا يَأْتِيكُم بِهِ ٱللَّهُ إِن شَآءَ وَمَآ أَنتُم بِمُعْجِزِينَ ﴿٣٣﴾

ヌーフは民に言った。「私はあなた方に懲罰をもたらすことはできない。もしアッラーが望むのなら、それはかれのみに よってもたらされるだろう。そしてもしアッラーがあなた方に懲罰を下すのなら、あなた方は決してその懲罰から逃れる ことはできないだろう。

وَلَا يَنفَعُكُمْ نُصْحِىٓ إِنْ أَرَدتُّ أَنْ أَنصَحَ لَكُمْ إِن كَانَ ٱللَّهُ يُرِيدُ أَن يُغْوِيَكُمْ ۚ هُوَ رَبُّكُمْ وَإِلَيْهِ تُرْجَعُونَ ﴿٣٤﴾

もしアッラーがあなた方の頑迷さから、あなた方を導くことなく正道から迷わせることを望むのなら、私の助言や警告は あなた方にとって無益である。かれこそはあなた方の主であり、あなた方の諸事を司っているのだ。そしてあなた方は、 行いが清算される復活の日、かれのもとへ戻るのである。」

أَمْ يَقُولُونَ ٱفْتَرَىٰهُ ۖ قُلْ إِنِ ٱفْتَرَيْتُهُۥ فَعَلَىَّ إِجْرَامِى وَأَنَا۠ بَرِىٓءٌۭ مِّمَّا تُجْرِمُونَ ﴿٣٥﴾

ヌーフの民はその不信仰から、ヌーフが彼らにもたらしたこの信仰について、捏造されたものだと主張した。使徒よ、言 え。「もし私がそれを捏造したのであれば、私は不義者として、自らの罪の懲罰が私に降りかかるだろう。しかし、私のも たらすものが真実であるにも関わらず、あなた方が頑迷さと誇りからそれを拒絶するなら、あなた方こそが不義者とな り、私はいかなる形であれ、あなた方の罪に対して責任を負わず、無実である。」 وأوحىإلى نوح أنه لن يؤمن من قومك إلا من قد ءامن فلا تبتئس بما كانوايفعلون

وَأُوحِىَ إِلَىٰ نُوحٍ أَنَّهُۥ لَن يُؤْمِنَ مِن قَوْمِكَ إِلَّا مَن قَدْ ءَامَنَ فَلَا تَبْتَئِسْ بِمَا كَانُوا۟ يَفْعَلُونَ ﴿٣٦﴾

ヌーフはアッラーにより啓示された。「ヌーフよ。すでに信じている者を除き、あなたの民は誰一人として信じない。ヌー フよ、長きにわたる彼らの拒絶と嘲笑に悲しんではならない。

وَٱصْنَعِ ٱلْفُلْكَ بِأَعْيُنِنَا وَوَحْيِنَا وَلَا تُخَـٰطِبْنِى فِى ٱلَّذِينَ ظَلَمُوٓا۟ ۚ إِنَّهُم مُّغْرَقُونَ ﴿٣٧﴾

われらの観察と加護の下、箱舟を建造せよ。そしてわれらの啓示により、その建造法を知るだろう。不信仰によって自ら 不義に陥った者たちに猶予を与えたいがために、われに訴えかけてはならない。彼らは不信仰に固執した結果として、必 ず洪水で溺死するのである。」

وَيَصْنَعُ ٱلْفُلْكَ وَكُلَّمَا مَرَّ عَلَيْهِ مَلَأٌۭ مِّن قَوْمِهِۦ سَخِرُوا۟ مِنْهُ ۚ قَالَ إِن تَسْخَرُوا۟ مِنَّا فَإِنَّا نَسْخَرُ مِنكُمْ كَمَا تَسْخَرُونَ ﴿٣٨﴾

ヌーフは主の命令に従い、すぐに箱舟の建造を始めた。民の中の権力者たちが通り過ぎるときは、いつも彼を嘲笑してい た。その側には水も川もなかったからである。彼らによる嘲笑が続いたとき、彼は言った。「権力者たちよ。箱舟を建造 する私たちを嘲笑するなら、溺死するという事実に対して無知なあなた方を、私たちは嘲笑しよう。」 ページ 6 / 18 بلغ クルアーン · 注釈 فسوف تعلمون من يأتيه عذاب يخزيه ويحل عليه عذاب مقيم

فَسَوْفَ تَعْلَمُونَ مَن يَأْتِيهِ عَذَابٌۭ يُخْزِيهِ وَيَحِلُّ عَلَيْهِ عَذَابٌۭ مُّقِيمٌ ﴿٣٩﴾

「あなた方はやがて、不名誉かつ屈辱的な懲罰と、復活の日において永遠に途絶えることのない懲罰が誰に下されるのか を知るだろう。」

حَتَّىٰٓ إِذَا جَآءَ أَمْرُنَا وَفَارَ ٱلتَّنُّورُ قُلْنَا ٱحْمِلْ فِيهَا مِن كُلٍّۢ زَوْجَيْنِ ٱثْنَيْنِ وَأَهْلَكَ إِلَّا مَن سَبَقَ عَلَيْهِ ٱلْقَوْلُ وَمَنْ ءَامَنَ ۚ وَمَآ ءَامَنَ مَعَهُۥٓ إِلَّا قَلِيلٌۭ ﴿٤٠﴾

ヌーフはアッラーに命じられた箱舟の建造を終えた。それからかれの命令は彼らを破滅させるためにもたらされた。彼ら が焼いていた炉から水が噴出し、洪水の始まりを告げた。われらはヌーフに言った。「地球上のあらゆる種類の動物、オ スとメスのつがいを箱舟に乗せよ。そしてあなたの家族で信じなかったために既に溺死が定められた者以外、そして民の 中からあなたを信じた人々を連れ込むのだ。」長い間に渡り、彼はアッラーへの信仰を持つよう呼びかけていたにもかか わらず、民からはごく少数の者しか彼を信じなかった。

۞ وَقَالَ ٱرْكَبُوا۟ فِيهَا بِسْمِ ٱللَّهِ مَجْر۪ىٰهَا وَمُرْسَىٰهَآ ۚ إِنَّ رَبِّى لَغَفُورٌۭ رَّحِيمٌۭ ﴿٤١﴾

ヌーフは彼の家族と民の信仰者たちに言った。「箱舟に乗るのだ。その航行と着陸においてアッラーの御名を唱えよ。主 は悔悟する僕たちの罪を赦し、彼らに慈悲をかける。かれの慈悲によって、信仰者たちは破滅を免れるのである。」

وَهِىَ تَجْرِى بِهِمْ فِى مَوْجٍۢ كَٱلْجِبَالِ وَنَادَىٰ نُوحٌ ٱبْنَهُۥ وَكَانَ فِى مَعْزِلٍۢ يَـٰبُنَىَّ ٱرْكَب مَّعَنَا وَلَا تَكُن مَّعَ ٱلْكَـٰفِرِينَ ﴿٤٢﴾

箱舟は、山のように大きな波を通り抜け、人間と動物を乗せて航海した。ヌーフは隔離されていた、不信仰者の息子を憐 れんで呼びかけた。「息子よ、一緒に箱舟に乗って洪水から逃れよう。あなたが不信仰者たちと共にいるのであれば、あな たは溺れてしまう。」

قَالَ سَـَٔاوِىٓ إِلَىٰ جَبَلٍۢ يَعْصِمُنِى مِنَ ٱلْمَآءِ ۚ قَالَ لَا عَاصِمَ ٱلْيَوْمَ مِنْ أَمْرِ ٱللَّهِ إِلَّا مَن رَّحِمَ ۚ وَحَالَ بَيْنَهُمَا ٱلْمَوْجُ فَكَانَ مِنَ ٱلْمُغْرَقِينَ ﴿٤٣﴾

ヌーフの息子はヌーフに言った。「私は水の届かない高い山に避難します。」ヌーフは息子に言った。「アッラーの慈悲によ り救われる者を除いては、洪水の懲罰から救われる者は誰もいない。」するとヌーフと息子の間は波で隔たれ、息子はその 不信仰によって溺れたのである。

وَقِيلَ يَـٰٓأَرْضُ ٱبْلَعِى مَآءَكِ وَيَـٰسَمَآءُ أَقْلِعِى وَغِيضَ ٱلْمَآءُ وَقُضِىَ ٱلْأَمْرُ وَٱسْتَوَتْ عَلَى ٱلْجُودِىِّ ۖ وَقِيلَ بُعْدًۭا لِّلْقَوْمِ ٱلظَّـٰلِمِينَ ﴿٤٤﴾

洪水の後、アッラーは大地に命じた。「大地よ、洪水を飲み込め。」そして天に命じた。「降雨を止めよ。」すると水は減 り、土地は乾いた。こうしてアッラーは不信仰者を破滅させた。箱舟はジュディー山の上に止まった。アッラーは言っ た。「不信仰者たちは消え去り、滅ぼされた。彼らは不信仰によってアッラーの定めを超えたのである。」

وَنَادَىٰ نُوحٌۭ رَّبَّهُۥ فَقَالَ رَبِّ إِنَّ ٱبْنِى مِنْ أَهْلِى وَإِنَّ وَعْدَكَ ٱلْحَقُّ وَأَنتَ أَحْكَمُ ٱلْحَـٰكِمِينَ ﴿٤٥﴾

ヌーフは彼の主に呼びかけて言った。「主よ、息子は私の家族であり、あなたは彼が救われると約束された。あなたの約 束こそは常に真実であり、あなたこそは最もよく知る裁決者の中でも最も公正である。」 ページ 7 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

قَالَ يَـٰنُوحُ إِنَّهُۥ لَيْسَ مِنْ أَهْلِكَ ۖ إِنَّهُۥ عَمَلٌ غَيْرُ صَـٰلِحٍۢ ۖ فَلَا تَسْـَٔلْنِ مَا لَيْسَ لَكَ بِهِۦ عِلْمٌ ۖ إِنِّىٓ أَعِظُكَ أَن تَكُونَ مِنَ ٱلْجَـٰهِلِينَ ﴿٤٦﴾

アッラーはヌーフに言った。「あなたが救いを求めた息子は不信仰者であり、われが救済を約束したあなたの家族の一員 ではない。ヌーフよ、あなたの求めはあなたのような地位の者として適切ではない。あなたの知識にはないことを尋ね て、われの知識と英知に反するような、無知な者の一人とはならないよう忠告する。」

قَالَ رَبِّ إِنِّىٓ أَعُوذُ بِكَ أَنْ أَسْـَٔلَكَ مَا لَيْسَ لِى بِهِۦ عِلْمٌۭ ۖ وَإِلَّا تَغْفِرْ لِى وَتَرْحَمْنِىٓ أَكُن مِّنَ ٱلْخَـٰسِرِينَ ﴿٤٧﴾

ヌーフは言った。「主よ、私が知りもしないことをあなたに尋ねたりしないよう、お助けください。もしあなたが私の罪 を許さず、慈悲を受けることがなければ、私は来世において、自らの分け前を失った敗者の一人となってしまうことでし ょう。」

قِيلَ يَـٰنُوحُ ٱهْبِطْ بِسَلَـٰمٍۢ مِّنَّا وَبَرَكَـٰتٍ عَلَيْكَ وَعَلَىٰٓ أُمَمٍۢ مِّمَّن مَّعَكَ ۚ وَأُمَمٌۭ سَنُمَتِّعُهُمْ ثُمَّ يَمَسُّهُم مِّنَّا عَذَابٌ أَلِيمٌۭ ﴿٤٨﴾

アッラーはヌーフに言った。「箱舟から安全な大地へと、安心して降りよ。アッラーからの多大な祝福があなたにあるだろ う。そしてそれは、あなたと箱舟を共にした信仰者たちの子孫にもあるだろう。また彼らの子孫からは、われらが現世の ひとときの生活を楽しませる不信仰者たちの共同体も出てくるが、彼らへはわれらの痛烈な懲罰が下されるだろう。」

تِلْكَ مِنْ أَنۢبَآءِ ٱلْغَيْبِ نُوحِيهَآ إِلَيْكَ ۖ مَا كُنتَ تَعْلَمُهَآ أَنتَ وَلَا قَوْمُكَ مِن قَبْلِ هَـٰذَا ۖ فَٱصْبِرْ ۖ إِنَّ ٱلْعَـٰقِبَةَ لِلْمُتَّقِينَ ﴿٤٩﴾

このヌーフの物語は、不可視の世界からの知らせである。使徒よ、われらによる啓示の前、あなたとあなたの民はそれに ついて知らなかった。それゆえ、ヌーフが忍耐したように、民による迫害や拒絶を耐え忍べ。救済と勝利は、アッラーの 命令に従い、かれが禁じたものから遠ざかる者たちにもたらされる。

وَإِلَىٰ عَادٍ أَخَاهُمْ هُودًۭا ۚ قَالَ يَـٰقَوْمِ ٱعْبُدُوا۟ ٱللَّهَ مَا لَكُم مِّنْ إِلَـٰهٍ غَيْرُهُۥٓ ۖ إِنْ أَنتُمْ إِلَّا مُفْتَرُونَ ﴿٥٠﴾

われらはアードの民の中からフードを遣わした。彼は言った。「民よ、アッラーのみを崇拝せよ。そしてかれに何者をも 配してはならない。かれ以外に崇拝されるべき真実の神はない。かれに同位者がいると主張する者たちは、嘘つきに過ぎ ない。

يَـٰقَوْمِ لَآ أَسْـَٔلُكُمْ عَلَيْهِ أَجْرًا ۖ إِنْ أَجْرِىَ إِلَّا عَلَى ٱلَّذِى فَطَرَنِىٓ ۚ أَفَلَا تَعْقِلُونَ ﴿٥١﴾

民よ、私は主から伝達していることに対して、あなた方から見返りを求めてはいない。私の報奨は、私を創造したアッラ ーからのみである。あなた方はそれを理解し、この呼びかけに応じることができないのか。

وَيَـٰقَوْمِ ٱسْتَغْفِرُوا۟ رَبَّكُمْ ثُمَّ تُوبُوٓا۟ إِلَيْهِ يُرْسِلِ ٱلسَّمَآءَ عَلَيْكُم مِّدْرَارًۭا وَيَزِدْكُمْ قُوَّةً إِلَىٰ قُوَّتِكُمْ وَلَا تَتَوَلَّوْا۟ مُجْرِمِينَ ﴿٥٢﴾

民よ、アッラーからの赦しを求め、罪から離れて悔悟せよ。最大の罪とは、かれに同位者を置くことである。かれは豊富 な雨を降らせてあなた方に報い、子孫と富の増加によってあなた方の勢力に力添えするだろう。あなた方は私の呼びかけ を拒絶し、アッラーへの不信仰から罪深い者となってはならない。」 ページ 8 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

قَالُوا۟ يَـٰهُودُ مَا جِئْتَنَا بِبَيِّنَةٍۢ وَمَا نَحْنُ بِتَارِكِىٓ ءَالِهَتِنَا عَن قَوْلِكَ وَمَا نَحْنُ لَكَ بِمُؤْمِنِينَ ﴿٥٣﴾

民は言った。「フードよ。あなたは、私たちを信じさせるような明確な証拠をもたらしてはいない。また私たちは、あな たの根拠のない言葉だけで神々への崇拝を止めたりはしないし、あなたが使徒であるという主張も信じたりはしない。

إِن نَّقُولُ إِلَّا ٱعْتَرَىٰكَ بَعْضُ ءَالِهَتِنَا بِسُوٓءٍۢ ۗ قَالَ إِنِّىٓ أُشْهِدُ ٱللَّهَ وَٱشْهَدُوٓا۟ أَنِّى بَرِىٓءٌۭ مِّمَّا تُشْرِكُونَ ﴿٥٤﴾

مِن دُونِهِۦ ۖ فَكِيدُونِى جَمِيعًۭا ثُمَّ لَا تُنظِرُونِ ﴿٥٥﴾

私たちの神々の中のあるものが、神々の崇拝を禁じたあなたを狂気付けただけなのである。」フードは言った。「私は、ア ッラーに証言を求める。あなた方も、あなた方がアッラーを差し置いて崇拝する他の神々の崇拝と、私が関りないことを 証言しなさい。あなた方が私を狂気付けたと主張する、それらの神々と共に私に対し策謀を企てよ。私に対する猶予は何 もいらない。

إِنِّى تَوَكَّلْتُ عَلَى ٱللَّهِ رَبِّى وَرَبِّكُم ۚ مَّا مِن دَآبَّةٍ إِلَّا هُوَ ءَاخِذٌۢ بِنَاصِيَتِهَآ ۚ إِنَّ رَبِّى عَلَىٰ صِرَٰطٍۢ مُّسْتَقِيمٍۢ ﴿٥٦﴾

私の主であり、あなた方の主でもあるアッラーこそを、私は信頼する。地上のあらゆる生物は、アッラーの力と影響なし には存在できず、かれは意のままにそれらを扱う。実に私の主は、真実かつ公正であるため、私が真実を支持し、あなた 方が虚偽を支持する限り、あなた方は私に対して力を持つことはないのだ。

فَإِن تَوَلَّوْا۟ فَقَدْ أَبْلَغْتُكُم مَّآ أُرْسِلْتُ بِهِۦٓ إِلَيْكُمْ ۚ وَيَسْتَخْلِفُ رَبِّى قَوْمًا غَيْرَكُمْ وَلَا تَضُرُّونَهُۥ شَيْـًٔا ۚ إِنَّ رَبِّى عَلَىٰ كُلِّ شَىْءٍ حَفِيظٌۭ ﴿٥٧﴾

شىء حفيظ たとえ、あなた方が私のもたらしたものから背き続けても、私はあなた方のために、既に与えられたものの全てを伝達 し、責任を果たした。証拠はあなた方にとって不利となり、主はあなた方を破滅させ、あなた方に代わって、他の民を継 がせられよう。あなた方がかれを拒絶し、背いたとしても、かれは被造物を必要としてはおらず、あなた方は少しもかれ を害することが出来ないのである。実に私の主は、凡てを見通され、あらゆる策謀の悪から私を守られる御方である。」

وَلَمَّا جَآءَ أَمْرُنَا نَجَّيْنَا هُودًۭا وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ مَعَهُۥ بِرَحْمَةٍۢ مِّنَّا وَنَجَّيْنَـٰهُم مِّنْ عَذَابٍ غَلِيظٍۢ ﴿٥٨﴾

われらの命令が彼らを破滅させたとき、われらは慈悲によってフードと彼を信じた者たちを救い、不信仰の民に与えられ た厳しい懲罰から救った。

وَتِلْكَ عَادٌۭ ۖ جَحَدُوا۟ بِـَٔايَـٰتِ رَبِّهِمْ وَعَصَوْا۟ رُسُلَهُۥ وَٱتَّبَعُوٓا۟ أَمْرَ كُلِّ جَبَّارٍ عَنِيدٍۢ ﴿٥٩﴾

これらが、アードの民であった。彼らは主であるアッラーの兆候を信じず、かれの使徒フードに背いた。しかし彼らは真 実を認めることなく敵対し、驕り高ぶる指導者たちの命令には従ったのである。

وَأُتْبِعُوا۟ فِى هَـٰذِهِ ٱلدُّنْيَا لَعْنَةًۭ وَيَوْمَ ٱلْقِيَـٰمَةِ ۗ أَلَآ إِنَّ عَادًۭا كَفَرُوا۟ رَبَّهُمْ ۗ أَلَا بُعْدًۭا لِّعَادٍۢ قَوْمِ هُودٍۢ ﴿٦٠﴾

その後、彼らは屈辱によって呪われ、現世におけるアッラーの慈悲から除外され、復活の日にもアッラーの慈悲から遠ざ けられた。それはアッラーに対する不信仰のためであり、彼らはあらゆる善から遠ざけられ、あらゆる悪に近づけられる のである。 ページ 9 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

۞ وَإِلَىٰ ثَمُودَ أَخَاهُمْ صَـٰلِحًۭا ۚ قَالَ يَـٰقَوْمِ ٱعْبُدُوا۟ ٱللَّهَ مَا لَكُم مِّنْ إِلَـٰهٍ غَيْرُهُۥ ۖ هُوَ أَنشَأَكُم مِّنَ ٱلْأَرْضِ وَٱسْتَعْمَرَكُمْ فِيهَا فَٱسْتَغْفِرُوهُ ثُمَّ تُوبُوٓا۟ إِلَيْهِ ۚ إِنَّ رَبِّى قَرِيبٌۭ مُّجِيبٌۭ ﴿٦١﴾

われらはサムードの民の中からサーリフを遣わした。彼は言った。「民よ、アッラーに仕えなさい。かれ以外に崇拝に値 する神はない。かれは大地の土からあなた方の父祖アーダムを創造され、そこに住まわせられた。それでかれの赦しを請 い願い、かれに服従して悪行を避けつつ、かれに立ち返るのだ。本当に私の主は、真摯に崇拝する僕に近く、祈りに応え و るのである。」

قَالُوا۟ يَـٰصَـٰلِحُ قَدْ كُنتَ فِينَا مَرْجُوًّۭا قَبْلَ هَـٰذَآ ۖ أَتَنْهَىٰنَآ أَن نَّعْبُدَ مَا يَعْبُدُ ءَابَآؤُنَا وَإِنَّنَا لَفِى شَكٍّۢ مِّمَّا تَدْعُونَآ إِلَيْهِ مُرِيبٍۢ ﴿٦٢﴾

مريب 民は彼に言った。「サーリフよ、あなたがそう呼びかける以前、あなたは我々にとっては高い地位のある有望な人物であ った。しかしサーリフよ、あなたは今になって我々の祖先が崇拝していたものへの崇拝を禁じるのか。あなたが勧めるア ッラーのみへの崇拝の教えについて、我々は強い嫌疑を持っている。」

قَالَ يَـٰقَوْمِ أَرَءَيْتُمْ إِن كُنتُ عَلَىٰ بَيِّنَةٍۢ مِّن رَّبِّى وَءَاتَىٰنِى مِنْهُ رَحْمَةًۭ فَمَن يَنصُرُنِى مِنَ ٱللَّهِ إِنْ عَصَيْتُهُۥ ۖ فَمَا تَزِيدُونَنِى غَيْرَ تَخْسِيرٍۢ ﴿٦٣﴾

تزيدوننى غير تخسير サーリフは民に応えて言った。「あなた方は考えてみないのか。私が主からの明白な証拠の上に基づき、かれが私に預言者 としての慈悲を与えられるのに、もし私がかれの命令に従わず、あなた方への伝達を怠ったならば、誰が懲罰から私を救 うことが出来ようか。あなた方は私を過ちに陥れ、かれのご満悦から遠ざけてしまうだけである。」

وَيَـٰقَوْمِ هَـٰذِهِۦ نَاقَةُ ٱللَّهِ لَكُمْ ءَايَةًۭ فَذَرُوهَا تَأْكُلْ فِىٓ أَرْضِ ٱللَّهِ وَلَا تَمَسُّوهَا بِسُوٓءٍۢ فَيَأْخُذَكُمْ عَذَابٌۭ قَرِيبٌۭ ﴿٦٤﴾

「民よ、これはアッラーの雌ラクダであり、私の主張を証明する、あなた方に対しての明白な兆候である。これをアッラ ーの大地で放牧させ、危害を加えてはならない。もしそうするなら、あなた方には直ちに懲罰が下されるだろう。」

فَعَقَرُوهَا فَقَالَ تَمَتَّعُوا۟ فِى دَارِكُمْ ثَلَـٰثَةَ أَيَّامٍۢ ۖ ذَٰلِكَ وَعْدٌ غَيْرُ مَكْذُوبٍۢ ﴿٦٥﴾

だが、彼らはそれを拒否してラクダを傷つけた。それでサーリフは彼らに言った。「今後3日間だけ、あなた方の地で生 命を楽しむのだ。その後アッラーの懲罰があなた方に下るだろう。これは嘘偽りなき真実の約束である。」

فَلَمَّا جَآءَ أَمْرُنَا نَجَّيْنَا صَـٰلِحًۭا وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ مَعَهُۥ بِرَحْمَةٍۢ مِّنَّا وَمِنْ خِزْىِ يَوْمِئِذٍ ۗ إِنَّ رَبَّكَ هُوَ ٱلْقَوِىُّ ٱلْعَزِيزُ ﴿٦٦﴾

われらの命令が彼らを破滅させたとき、われらの慈悲によって彼と民の中の信仰者たちは救われ、われらはその日の恥辱 と屈辱から彼らを守った。使徒よ、疑いもなく、あなた方の主は誰も打ち負かすことのできない強大な御方である。こう して、不信仰者たちは破滅させられたのである。

وَأَخَذَ ٱلَّذِينَ ظَلَمُوا۟ ٱلصَّيْحَةُ فَأَصْبَحُوا۟ فِى دِيَـٰرِهِمْ جَـٰثِمِينَ ﴿٦٧﴾

大きな叫び声がサムードの民を襲い、彼らはそのあまりの熾烈さから全滅した。翌朝、彼らは地面に伏せて倒れていた。 ページ 10 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

كَأَن لَّمْ يَغْنَوْا۟ فِيهَآ ۗ أَلَآ إِنَّ ثَمُودَا۟ كَفَرُوا۟ رَبَّهُمْ ۗ أَلَا بُعْدًۭا لِّثَمُودَ ﴿٦٨﴾

そこはまるで、誰一人として安全に暮らしてはいなかったかのようであった。サムードの民は、彼らの主であるアッラー を信仰しなかったため、慈悲を奪われたのである。

وَلَقَدْ جَآءَتْ رُسُلُنَآ إِبْرَٰهِيمَ بِٱلْبُشْرَىٰ قَالُوا۟ سَلَـٰمًۭا ۖ قَالَ سَلَـٰمٌۭ ۖ فَمَا لَبِثَ أَن جَآءَ بِعِجْلٍ حَنِيذٍۢ ﴿٦٩﴾

天使たちが男性の姿でイブラーヒームのもとに現れ、彼とその妻にイスハークとヤアクーブ誕生の吉報をもたらした。天 使たちは「平安あれ」と言ったので、彼も「平安あれ」と答えた。彼らを人間だと思っていたイブラーヒームは、急いで 彼らを焼いた子牛でもてなした。

فَلَمَّا رَءَآ أَيْدِيَهُمْ لَا تَصِلُ إِلَيْهِ نَكِرَهُمْ وَأَوْجَسَ مِنْهُمْ خِيفَةًۭ ۚ قَالُوا۟ لَا تَخَفْ إِنَّآ أُرْسِلْنَآ إِلَىٰ قَوْمِ لُوطٍۢ ﴿٧٠﴾

しかし、彼らは子牛に手を伸ばさず、それを食べようともしないため、不審に思ったイブラーヒームは密かに恐怖を感じ た。天使たちは彼の恐れを悟ってこう言った。「我々を恐れてはならない。我々は、アッラーの懲罰を下すため、ルート の民に遣わされたのである。」

وَٱمْرَأَتُهُۥ قَآئِمَةٌۭ فَضَحِكَتْ فَبَشَّرْنَـٰهَا بِإِسْحَـٰقَ وَمِن وَرَآءِ إِسْحَـٰقَ يَعْقُوبَ ﴿٧١﴾

そこには、イブラーヒームの妻サーラが立っていた。われらは、彼女がイスハークを生むだろうこと、そしてイスハーク の後継ぎとなるヤアクーブの吉報を彼女に伝えた。彼女は笑顔でその知らせを喜んだ。

قَالَتْ يَـٰوَيْلَتَىٰٓ ءَأَلِدُ وَأَنَا۠ عَجُوزٌۭ وَهَـٰذَا بَعْلِى شَيْخًا ۖ إِنَّ هَـٰذَا لَشَىْءٌ عَجِيبٌۭ ﴿٧٢﴾

天使たちが吉報を伝えた時、サーラは驚いて言った。「私は年寄りで子供ができず、夫は老人だというのに、どうして子 供ができましょうか?このような状態で子供が生まれるのは、普通ありません。」

قَالُوٓا۟ أَتَعْجَبِينَ مِنْ أَمْرِ ٱللَّهِ ۖ رَحْمَتُ ٱللَّهِ وَبَرَكَـٰتُهُۥ عَلَيْكُمْ أَهْلَ ٱلْبَيْتِ ۚ إِنَّهُۥ حَمِيدٌۭ مَّجِيدٌۭ ﴿٧٣﴾

天使たちはサーラに言った。「アッラーのお定めとお力に驚くのか?アッラーがこのようなことをお出来になることを、 知らないはずはないだろう。イブラーヒーム家の人々よ、あなたがたにアッラーのお慈悲と祝福あれ。アッラーはその属 性と行いにおいて称えられ、栄光と高みにあるお方。」

فَلَمَّا ذَهَبَ عَنْ إِبْرَٰهِيمَ ٱلرَّوْعُ وَجَآءَتْهُ ٱلْبُشْرَىٰ يُجَـٰدِلُنَا فِى قَوْمِ لُوطٍ ﴿٧٤﴾

食べ物に手をつけなかった客人らが天使であることを知り、イスハークが生まれ、その後にヤアクーブが生まれるという 吉報を受け取った後、イブラーヒームから恐怖が去った。かれはルートの民に関して、われらの使いたちと議論し始め た。それはかれらに対する懲罰が延期され、ルートとその家族を救って欲しかったためである。 إن إ برهيم لحليمأوه م نيب

إِنَّ إِبْرَٰهِيمَ لَحَلِيمٌ أَوَّٰهٌۭ مُّنِيبٌۭ ﴿٧٥﴾

イブラーヒームは罰の延期を望む寛容さを持ち、主にへりくだって沢山祈り、悔悟する者である。 ページ 11 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

يَـٰٓإِبْرَٰهِيمُ أَعْرِضْ عَنْ هَـٰذَآ ۖ إِنَّهُۥ قَدْ جَآءَ أَمْرُ رَبِّكَ ۖ وَإِنَّهُمْ ءَاتِيهِمْ عَذَابٌ غَيْرُ مَرْدُودٍۢ ﴿٧٦﴾

天使たちは言った。「イブラーヒームよ、そのような議論は止めよ。懲罰は定められたのであり、主のご命令が来た。ル ートの民には偉大な懲罰が降りかかるのだ。議論も祈りも役には立たない。」

وَلَمَّا جَآءَتْ رُسُلُنَا لُوطًۭا سِىٓءَ بِهِمْ وَضَاقَ بِهِمْ ذَرْعًۭا وَقَالَ هَـٰذَا يَوْمٌ عَصِيبٌۭ ﴿٧٧﴾

天使たちが人の男性の姿でルートのもとを訪れた時、かれは心苦しくなった。それはかれの民が女性ではなく、男性に欲 望を持って近づくためだった。かれは、民がかれを押しのけて客人に手を伸ばすだろうと思い、言った。「これは厳しい 日だ。」

وَجَآءَهُۥ قَوْمُهُۥ يُهْرَعُونَ إِلَيْهِ وَمِن قَبْلُ كَانُوا۟ يَعْمَلُونَ ٱلسَّيِّـَٔاتِ ۚ قَالَ يَـٰقَوْمِ هَـٰٓؤُلَآءِ بَنَاتِى هُنَّ أَطْهَرُ لَكُمْ ۖ فَٱتَّقُوا۟ ٱللَّهَ وَلَا تُخْزُونِ فِى ضَيْفِىٓ ۖ أَلَيْسَ مِنكُمْ رَجُلٌۭ رَّشِيدٌۭ ﴿٧٨﴾

ルートの民が客人にみだらな事をしようと、ルートのもとに急いでやって来た。それ以前、かれらには女性ではなく、男 性に欲望を持って近づく習慣があった。ルートは民を守り、客人への義務を果たすために言った。「これらはあなたがた の女性のうちの、わが娘たちだ。彼女らと結婚しなさい。それがみだらな事よりも清いこと。アッラーを畏れよ。わが客 人のことで、恥をかかせるな。わが民よ、このような醜いことを禁じる、まともな理性を持った人はいないのか?」 قالوالقد علمت ما لنا فى بناتك من حق وإنك لتعلمما نريد

قَالُوا۟ لَقَدْ عَلِمْتَ مَا لَنَا فِى بَنَاتِكَ مِنْ حَقٍّۢ وَإِنَّكَ لَتَعْلَمُ مَا نُرِيدُ ﴿٧٩﴾

民は言った。「ルートよ、わたしたちには、あなたの娘やあなたの民の女性に対する必要などなく、欲望もないことを知 っているだろう。あなたはわたしたちの望みを知っている。それは男性なのだ。」

قَالَ لَوْ أَنَّ لِى بِكُمْ قُوَّةً أَوْ ءَاوِىٓ إِلَىٰ رُكْنٍۢ شَدِيدٍۢ ﴿٨٠﴾

ルートは言った。「あなたがたを抑える力か、わたしを守ってくれる親族があったなら、あなたがたを客人から阻むこと ができたのだが。」

قَالُوا۟ يَـٰلُوطُ إِنَّا رُسُلُ رَبِّكَ لَن يَصِلُوٓا۟ إِلَيْكَ ۖ فَأَسْرِ بِأَهْلِكَ بِقِطْعٍۢ مِّنَ ٱلَّيْلِ وَلَا يَلْتَفِتْ مِنكُمْ أَحَدٌ إِلَّا ٱمْرَأَتَكَ ۖ إِنَّهُۥ مُصِيبُهَا مَآ أَصَابَهُمْ ۚ إِنَّ مَوْعِدَهُمُ ٱلصُّبْحُ ۚ أَلَيْسَ ٱلصُّبْحُ بِقَرِيبٍۢ ﴿٨١﴾

天使たちはルートに言った。「ルートよ、わたしたちはアッラーの使者だ。民があなたに害を及ぼすことはない。真っ暗 な夜に家族と共に町を出よ。そして誰も後ろを振り返ってはならない。ただしあなたの妻は聞かずに振り返り、民が受け る罰を受けるだろう。かれらの滅亡の時は朝であり、それは近いのだ。」

فَلَمَّا جَآءَ أَمْرُنَا جَعَلْنَا عَـٰلِيَهَا سَافِلَهَا وَأَمْطَرْنَا عَلَيْهَا حِجَارَةًۭ مِّن سِجِّيلٍۢ مَّنضُودٍۢ ﴿٨٢﴾

ルートの民を滅ぼすというわれらの命令が下された時、われらは町を上に上げてひっくり返し、逆さまにした。そして連 なる固い泥の土による石の雨を、彼らの上に降らせ続けた。 ページ 12 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

مُّسَوَّمَةً عِندَ رَبِّكَ ۖ وَمَا هِىَ مِنَ ٱلظَّـٰلِمِينَ بِبَعِيدٍۢ ﴿٨٣﴾

それらの石には、アッラーの御許で特別な印がつけられていた。これらの石は、クライシュ族やその他の不正者たちから 縁遠いものではない。アッラーがそれを降らせることをお決めになれば、いつでも降りかかる近さにある。

۞ وَإِلَىٰ مَدْيَنَ أَخَاهُمْ شُعَيْبًۭا ۚ قَالَ يَـٰقَوْمِ ٱعْبُدُوا۟ ٱللَّهَ مَا لَكُم مِّنْ إِلَـٰهٍ غَيْرُهُۥ ۖ وَلَا تَنقُصُوا۟ ٱلْمِكْيَالَ وَٱلْمِيزَانَ ۚ إِنِّىٓ أَرَىٰكُم بِخَيْرٍۢ وَإِنِّىٓ أَخَافُ عَلَيْكُمْ عَذَابَ يَوْمٍۢ مُّحِيطٍۢ ﴿٨٤﴾

ى われらはマドヤンにその同胞シュアイブを遣わした。かれは言った。「民よ、アッラーだけを崇拝せよ。かれ以外に崇拝 に値するものはない。寸法や秤を人に対して計る際に、それを減らしてならない。あなたがたは豊かな状態にあるが、ア ッラーの恩恵を罪によって変えてしまってはならない。わたしはあなたがたに懲罰が降りかかることを恐れる。それは誰 一人として逃げ場所のない、包囲された日なのだ。

وَيَـٰقَوْمِ أَوْفُوا۟ ٱلْمِكْيَالَ وَٱلْمِيزَانَ بِٱلْقِسْطِ ۖ وَلَا تَبْخَسُوا۟ ٱلنَّاسَ أَشْيَآءَهُمْ وَلَا تَعْثَوْا۟ فِى ٱلْأَرْضِ مُفْسِدِينَ ﴿٨٥﴾

民よ、寸法や秤を人に対して計る時には、公正にきちんと計れ。目盛りを減らしたり、騙したりして、人の権利を奪って はならない。また、殺人などの罪によって地上で腐敗を行ってはならない。

بَقِيَّتُ ٱللَّهِ خَيْرٌۭ لَّكُمْ إِن كُنتُم مُّؤْمِنِينَ ۚ وَمَآ أَنَا۠ عَلَيْكُم بِحَفِيظٍۢ ﴿٨٦﴾

人の権利を公正に満たした後、あなたがたの手許に残った合法なものの方が、目盛りを減らしたり腐敗を行うことによっ て得た沢山のものよりも、有益で祝福があるのだ。本当にあなたがたが信徒なら、その残ったもので満足せよ。わたしは あなたがたの行いの監視役でも清算者でもないが、密やかなものをご存知のお方がそれを見ておられる。」

قَالُوا۟ يَـٰشُعَيْبُ أَصَلَوٰتُكَ تَأْمُرُكَ أَن نَّتْرُكَ مَا يَعْبُدُ ءَابَآؤُنَآ أَوْ أَن نَّفْعَلَ فِىٓ أَمْوَٰلِنَا مَا نَشَـٰٓؤُا۟ ۖ إِنَّكَ لَأَنتَ ٱلْحَلِيمُ ٱلرَّشِيدُ ﴿٨٧﴾

シュアイブの民は言った。「シュアイブよ、あなたがアッラーに対して行う礼拝が、わたしたちの祖先が崇拝していた偶 像を崇拝することを、わたしたちに禁じるのか?そしてわたしたちが自分の財産を好き勝手に使い、運用することも?こ のような呼びかけの前、わたしたちはあなたを理性と英知の人と思っていたが、どうしたのか?」

قَالَ يَـٰقَوْمِ أَرَءَيْتُمْ إِن كُنتُ عَلَىٰ بَيِّنَةٍۢ مِّن رَّبِّى وَرَزَقَنِى مِنْهُ رِزْقًا حَسَنًۭا ۚ وَمَآ أُرِيدُ أَنْ أُخَالِفَكُمْ إِلَىٰ مَآ أَنْهَىٰكُمْ عَنْهُ ۚ إِنْ أُرِيدُ إِلَّا ٱلْإِصْلَـٰحَ مَا ٱسْتَطَعْتُ ۚ وَمَا تَوْفِيقِىٓ إِلَّا بِٱللَّهِ ۚ عَلَيْهِ تَوَكَّلْتُ وَإِلَيْهِ أُنِيبُ ﴿٨٨﴾

シュアイブは民に言った。「民よ、あなたがたが主からの明証と英知に基づいているのなら、あなたがたの状態について 語ってみよ。わたしは主から合法な糧と、預言者性を授かった。わたしはあなたがたに命じたことに、自ら反したくな い。わたしは主の唯一性と服従へと招くことで、出来る限りあなたがたの状態を正したいと思っているだけ。それを成功 させて下さるのはアッラーのみ。わたしはかれのみに全てを託し、かれへと帰り行く。 ページ 13 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

وَيَـٰقَوْمِ لَا يَجْرِمَنَّكُمْ شِقَاقِىٓ أَن يُصِيبَكُم مِّثْلُ مَآ أَصَابَ قَوْمَ نُوحٍ أَوْ قَوْمَ هُودٍ أَوْ قَوْمَ صَـٰلِحٍۢ ۚ وَمَا قَوْمُ لُوطٍۢ مِّنكُم بِبَعِيدٍۢ ﴿٨٩﴾

منكم ببعيد 民よ、わたしに対する敵意ゆえに、わたしの伝えることを嘘としてはならない。ヌーフの民、フードの民、サーリフの民 に降りかかったような罰が、あなたがたにも降りかかることを恐れる。ルートの民は、あなたがたから時代的にも距離的 にも遠いものではない。かれらに起こったことを知っているだろう。熟慮せよ。

وَٱسْتَغْفِرُوا۟ رَبَّكُمْ ثُمَّ تُوبُوٓا۟ إِلَيْهِ ۚ إِنَّ رَبِّى رَحِيمٌۭ وَدُودٌۭ ﴿٩٠﴾

そして主からのお赦しを求め、罪から悔悟せよ。主は悔悟する者に慈悲深く、愛情深いお方。」

قَالُوا۟ يَـٰشُعَيْبُ مَا نَفْقَهُ كَثِيرًۭا مِّمَّا تَقُولُ وَإِنَّا لَنَرَىٰكَ فِينَا ضَعِيفًۭا ۖ وَلَوْلَا رَهْطُكَ لَرَجَمْنَـٰكَ ۖ وَمَآ أَنتَ عَلَيْنَا بِعَزِيزٍۢ ﴿٩١﴾

シュアイブの民は言った。「シュアイブよ、あなたが伝えることはよく分からない。あなたの目が悪くなってから、わたし たちはあなたを弱者と見なしている。同族であるあなたの親類さえなければ、石を投げてあなたを殺したのだが。あなた は、わたしたちが殺害を恐れるほど大事な人ではない。殺さないのはあなたの親類への敬意からだ。」

قَالَ يَـٰقَوْمِ أَرَهْطِىٓ أَعَزُّ عَلَيْكُم مِّنَ ٱللَّهِ وَٱتَّخَذْتُمُوهُ وَرَآءَكُمْ ظِهْرِيًّا ۖ إِنَّ رَبِّى بِمَا تَعْمَلُونَ مُحِيطٌۭ ﴿٩٢﴾

シュアイブは民に言った。「民よ、わが親類が、主アッラーよりもあなたがたにとって大事で貴いのか?あなたがたに遣 わされた使徒を拒否して、アッラーのことも放棄するのか?主はあなたがたの行いを全てご存知であり、現世では破滅に よって、来世では懲罰によってあなたがたに報われる。

وَيَـٰقَوْمِ ٱعْمَلُوا۟ عَلَىٰ مَكَانَتِكُمْ إِنِّى عَـٰمِلٌۭ ۖ سَوْفَ تَعْلَمُونَ مَن يَأْتِيهِ عَذَابٌۭ يُخْزِيهِ وَمَنْ هُوَ كَـٰذِبٌۭ ۖ وَٱرْتَقِبُوٓا۟ إِنِّى مَعَكُمْ رَقِيبٌۭ ﴿٩٣﴾

معكم رقيب 民よ、あなたがたが満足するやり方で出来る限りのことをするがよい。わたしも自分が満足するやり方で出来る限りのこ とをする。あなたがたは知るだろう。わたしたちのうちの誰に辱めの懲罰が降りかかり、誰が嘘つきなのかを。アッラー の定めを待つがよい。わたしも一緒にそれを待とう。」

وَلَمَّا جَآءَ أَمْرُنَا نَجَّيْنَا شُعَيْبًۭا وَٱلَّذِينَ ءَامَنُوا۟ مَعَهُۥ بِرَحْمَةٍۢ مِّنَّا وَأَخَذَتِ ٱلَّذِينَ ظَلَمُوا۟ ٱلصَّيْحَةُ فَأَصْبَحُوا۟ فِى دِيَـٰرِهِمْ جَـٰثِمِينَ ﴿٩٤﴾

جثمين シュアイブの民を滅ぼすというわれらの命令が下された時、われらは慈悲によってシュアイブとかれと共に信仰した者た ちを救い、不正な民は大響音に襲われて死んだ。かれらはうつ伏せに突っ伏して、顔を土まみれにした。

كَأَن لَّمْ يَغْنَوْا۟ فِيهَآ ۗ أَلَا بُعْدًۭا لِّمَدْيَنَ كَمَا بَعِدَتْ ثَمُودُ ﴿٩٥﴾

かれらはそれ以前、そこに住んでいなかったかのようだった。マドヤンはサムードがそうされたように懲罰を受け、アッ ラーのお慈悲から遠ざけられた。 ページ 14 / 18 بلغ クルアーン · 注釈 ولقد أرسلنا موس بٔايتنا وسلطن مبين

وَلَقَدْ أَرْسَلْنَا مُوسَىٰ بِـَٔايَـٰتِنَا وَسُلْطَـٰنٍۢ مُّبِينٍ ﴿٩٦﴾

われらはアッラーの唯一性を示す印と、伝えることの正しさを示す明白な根拠と共に、ムーサーを遣わした。

إِلَىٰ فِرْعَوْنَ وَمَلَإِي۟هِۦ فَٱتَّبَعُوٓا۟ أَمْرَ فِرْعَوْنَ ۖ وَمَآ أَمْرُ فِرْعَوْنَ بِرَشِيدٍۢ ﴿٩٧﴾

かれをフィルアウンとその民の首長たちに遣わしたが、首長たちはアッラーに対する拒否においてフィルアウンに従っ た。フィルアウンの命令は従うべき真理ではないのに。

يَقْدُمُ قَوْمَهُۥ يَوْمَ ٱلْقِيَـٰمَةِ فَأَوْرَدَهُمُ ٱلنَّارَ ۖ وَبِئْسَ ٱلْوِرْدُ ٱلْمَوْرُودُ ﴿٩٨﴾

フィルアウンは審判の日、民を率いて地獄へ入る。その水飲み場の忌まわしさよ。

وَأُتْبِعُوا۟ فِى هَـٰذِهِۦ لَعْنَةًۭ وَيَوْمَ ٱلْقِيَـٰمَةِ ۚ بِئْسَ ٱلرِّفْدُ ٱلْمَرْفُودُ ﴿٩٩﴾

アッラーは現世において、かれらに呪いとお慈悲からの放逐をまとわせ、溺死させて滅ぼした。呪いとお慈悲からの放逐 は、審判の日までかれらにまとわりつく。かれらに降りかかる2つの呪いと現世と来世での罰は、何と忌まわしいこと か。

ذَٰلِكَ مِنْ أَنۢبَآءِ ٱلْقُرَىٰ نَقُصُّهُۥ عَلَيْكَ ۖ مِنْهَا قَآئِمٌۭ وَحَصِيدٌۭ ﴿١٠٠﴾

この章で述べられた町の知らせは、使徒よ、われらがあなたに知らせること。これらの町にはその印が残っているものも あれば、痕跡もなく消え去ったものもある。

وَمَا ظَلَمْنَـٰهُمْ وَلَـٰكِن ظَلَمُوٓا۟ أَنفُسَهُمْ ۖ فَمَآ أَغْنَتْ عَنْهُمْ ءَالِهَتُهُمُ ٱلَّتِى يَدْعُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ مِن شَىْءٍۢ لَّمَّا جَآءَ أَمْرُ رَبِّكَ ۖ وَمَا زَادُوهُمْ غَيْرَ تَتْبِيبٍۢ ﴿١٠١﴾

われらがかれらの滅亡によって不正を働いたのではなく、かれらがアッラーへの不信仰によって破滅に足を踏み入れるこ とで、自分自身に不正を働いたのだ。かれらがアッラーを差し置いて祈っていた神々は、かれらを滅ぼすという主の命令 によって罰が下された時、かれらの役には立たなかった。かれらの神々はこのような損失と破滅しか、助長しなかった。

وَكَذَٰلِكَ أَخْذُ رَبِّكَ إِذَآ أَخَذَ ٱلْقُرَىٰ وَهِىَ ظَـٰلِمَةٌ ۚ إِنَّ أَخْذَهُۥٓ أَلِيمٌۭ شَدِيدٌ ﴿١٠٢﴾

あらゆる時代と場所において、嘘呼ばわりした町に襲いかかったアッラーの捕え方も、同様だった。不正な町を襲ったか れの捕え方は、痛ましいものだった。

إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَـَٔايَةًۭ لِّمَنْ خَافَ عَذَابَ ٱلْـَٔاخِرَةِ ۚ ذَٰلِكَ يَوْمٌۭ مَّجْمُوعٌۭ لَّهُ ٱلنَّاسُ وَذَٰلِكَ يَوْمٌۭ مَّشْهُودٌۭ ﴿١٠٣﴾

それらの不正な町に対するアッラーの激しい捕え方は、審判の日の罰を恐れる者への教訓。その日アッラーは、清算のた めに人々を集める。集められた人々が立ち会う日である。 ページ 15 / 18 بلغ クルアーン · 注釈 وما نؤخره إلا لأجل معدود

وَمَا نُؤَخِّرُهُۥٓ إِلَّا لِأَجَلٍۢ مَّعْدُودٍۢ ﴿١٠٤﴾

立ち会いの日は、既に決められた数しか遅らされることがない。ى

يَوْمَ يَأْتِ لَا تَكَلَّمُ نَفْسٌ إِلَّا بِإِذْنِهِۦ ۚ فَمِنْهُمْ شَقِىٌّۭ وَسَعِيدٌۭ ﴿١٠٥﴾

その日、誰も許可なく議論や執り成しのために話すことはない。その日、人々は2つに分かれる。地獄に入る不幸な者 と、天国に入る幸福な者である。

فَأَمَّا ٱلَّذِينَ شَقُوا۟ فَفِى ٱلنَّارِ لَهُمْ فِيهَا زَفِيرٌۭ وَشَهِيقٌ ﴿١٠٦﴾

不信仰と悪行のために不幸な者たちは、地獄に入る。そこでは激しい炎に苦しむ声や息の音が上がる。

خَـٰلِدِينَ فِيهَا مَا دَامَتِ ٱلسَّمَـٰوَٰتُ وَٱلْأَرْضُ إِلَّا مَا شَآءَ رَبُّكَ ۚ إِنَّ رَبَّكَ فَعَّالٌۭ لِّمَا يُرِيدُ ﴿١٠٧﴾

かれらはそこに永遠に留まる。天地が続く限り、そこから出ることはない。ただしアッラーだけを崇拝していたが罪を犯 していた者たちのうち、アッラーがお望みになった者たちは別。使徒よ、あなたの主はお望みのことを行うのであり、か れに何か強制する者などない。

۞ وَأَمَّا ٱلَّذِينَ سُعِدُوا۟ فَفِى ٱلْجَنَّةِ خَـٰلِدِينَ فِيهَا مَا دَامَتِ ٱلسَّمَـٰوَٰتُ وَٱلْأَرْضُ إِلَّا مَا شَآءَ رَبُّكَ ۖ عَطَآءً غَيْرَ مَجْذُوذٍۢ ﴿١٠٨﴾

مجذوذ 幸福な者たちは、信仰と正しい行いが運命づけられていた者たち。かれらは天地続く限り、そこに永遠に留まる。ただし 罪を犯していた信徒のうち、アッラーが天国の前に地獄に入れることをお望みになった者たちは別。天国の住人に対する アッラーの安寧が途切れることはない。

فَلَا تَكُ فِى مِرْيَةٍۢ مِّمَّا يَعْبُدُ هَـٰٓؤُلَآءِ ۚ مَا يَعْبُدُونَ إِلَّا كَمَا يَعْبُدُ ءَابَآؤُهُم مِّن قَبْلُ ۚ وَإِنَّا لَمُوَفُّوهُمْ نَصِيبَهُمْ غَيْرَ مَنقُوصٍۢ ﴿١٠٩﴾

منقوص 使徒よ、かれら多神教徒が崇拝しているものの悪を疑ってはならない。かれらの正しさを示す、理性的、合法的な根拠な どないのだ。かれらがアッラー以外のものを崇拝しているのは、祖先の模倣に過ぎない。われらはかれらへの罰を、余す ことなく完遂する。

وَلَقَدْ ءَاتَيْنَا مُوسَى ٱلْكِتَـٰبَ فَٱخْتُلِفَ فِيهِ ۚ وَلَوْلَا كَلِمَةٌۭ سَبَقَتْ مِن رَّبِّكَ لَقُضِىَ بَيْنَهُمْ ۚ وَإِنَّهُمْ لَفِى شَكٍّۢ مِّنْهُ مُرِيبٍۢ ﴿١١٠﴾

مريب われらはムーサーに律法書を与えたが、人々はそこにおいて意見を異ならせた。ある者はそれを信じ、ある者は拒否し た。罰を早めることなく、審判の日まで遅らせるという英知にあふれたアッラーの定めがなければ、かれらには現世で罰 が下っていただろう。ユダヤ教徒と多神教徒からなる不信仰者たちは、クルアーンに対する疑念の中にある。 ページ 16 / 18 بلغ クルアーン · 注釈 ل

وَإِنَّ كُلًّۭا لَّمَّا لَيُوَفِّيَنَّهُمْ رَبُّكَ أَعْمَـٰلَهُمْ ۚ إِنَّهُۥ بِمَا يَعْمَلُونَ خَبِيرٌۭ ﴿١١١﴾

使徒よ、意見を異ならせている前述の者たちに対し、あなたの主はその行いの報いを完遂される。善かった者たちには善 い報いが、悪かった者たちには悪い報いがある。アッラーはかれらの行いの仔細をご存知である。

فَٱسْتَقِمْ كَمَآ أُمِرْتَ وَمَن تَابَ مَعَكَ وَلَا تَطْغَوْا۟ ۚ إِنَّهُۥ بِمَا تَعْمَلُونَ بَصِيرٌۭ ﴿١١٢﴾

使徒よ、アッラーのご命令通りにまっすぐな道を貫き、かれのご命令と禁止事項を守れ。あなたと共に悔悟した信徒たち も正しい状態にさせ、罪を犯して限度を超えないようにさせよ。かれはあなたがたの行いに通暁し、それに対して報われ るお方。

وَلَا تَرْكَنُوٓا۟ إِلَى ٱلَّذِينَ ظَلَمُوا۟ فَتَمَسَّكُمُ ٱلنَّارُ وَمَا لَكُم مِّن دُونِ ٱللَّهِ مِنْ أَوْلِيَآءَ ثُمَّ لَا تُنصَرُونَ ﴿١١٣﴾

妥協や愛情から不正な不信仰者におもねることで、地獄に入ってはいけない。あなたがたにはアッラー以外、そこから救 ってくれる守護者も援助者もいない。

وَأَقِمِ ٱلصَّلَوٰةَ طَرَفَىِ ٱلنَّهَارِ وَزُلَفًۭا مِّنَ ٱلَّيْلِ ۚ إِنَّ ٱلْحَسَنَـٰتِ يُذْهِبْنَ ٱلسَّيِّـَٔاتِ ۚ ذَٰلِكَ ذِكْرَىٰ لِلذَّٰكِرِينَ ﴿١١٤﴾

使徒よ、昼の始めと終わりに最良の形で礼拝を行え。また、夜の一部にも。正しい行いは小さな悪行を追いやるのだ。こ のことは熟慮する者たちへの訓戒である。

وَٱصْبِرْ فَإِنَّ ٱللَّهَ لَا يُضِيعُ أَجْرَ ٱلْمُحْسِنِينَ ﴿١١٥﴾

正しい状態であれとのご命令と、度を越したり不正に傾いたりすることの禁止を守ることにおいて忍耐せよ。アッラーは 善行者の報奨を無駄にはなさらない。かれはその行いの最良のものを受け入れ、最良のもので報いて下さる。

فَلَوْلَا كَانَ مِنَ ٱلْقُرُونِ مِن قَبْلِكُمْ أُو۟لُوا۟ بَقِيَّةٍۢ يَنْهَوْنَ عَنِ ٱلْفَسَادِ فِى ٱلْأَرْضِ إِلَّا قَلِيلًۭا مِّمَّنْ أَنجَيْنَا مِنْهُمْ ۗ وَٱتَّبَعَ ٱلَّذِينَ ظَلَمُوا۟ مَآ أُتْرِفُوا۟ فِيهِ وَكَانُوا۟ مُجْرِمِينَ ﴿١١٦﴾

あなたがた以前に罰が下った社会には、不信仰や罪によって地上に腐敗を広めることを禁じる、徳と正しさを備えた者た ちがいなかったのか?腐敗を禁じるわずかな数の者しか、そこにはいなかったのだ。不正な民を滅ぼした時、われらはか れらを救った。不正者たちは安寧を追及していたが、そこにおいて不正を犯していたのだ。

وَمَا كَانَ رَبُّكَ لِيُهْلِكَ ٱلْقُرَىٰ بِظُلْمٍۢ وَأَهْلُهَا مُصْلِحُونَ ﴿١١٧﴾

使徒よ、あなたの主は、町の民が地上における改善者である時、その町を滅ぼすことがない。滅ぼすのは、その民が不信 仰や不正や罪で腐敗を広める者たちだった場合である。

وَلَوْ شَآءَ رَبُّكَ لَجَعَلَ ٱلنَّاسَ أُمَّةًۭ وَٰحِدَةًۭ ۖ وَلَا يَزَالُونَ مُخْتَلِفِينَ ﴿١١٨﴾

使徒よ、人々が真理の上に一つの共同体となることを主がお望みなら、そうされただろう。しかしそうは望まなかったの だ。かれらは欲望の追求のために、真理においてまだ意見を異ならせている。 ページ 17 / 18 بلغ クルアーン · 注釈

إِلَّا مَن رَّحِمَ رَبُّكَ ۚ وَلِذَٰلِكَ خَلَقَهُمْ ۗ وَتَمَّتْ كَلِمَةُ رَبِّكَ لَأَمْلَأَنَّ جَهَنَّمَ مِنَ ٱلْجِنَّةِ وَٱلنَّاسِ أَجْمَعِينَ ﴿١١٩﴾

ただし、主が成功へとお慈悲をかけてくれた者は別で、アッラーの唯一性において意見を異ならせることはない。この意 見の違いによる試練のため、かれはかれらを創造した。かれらには不幸な者もいれば、幸福な者もいる。使徒よ、シャイ ل ターンを追従するジンと人間で地獄を満たすという、主の御言葉は原初において定められたのだ。

وَكُلًّۭا نَّقُصُّ عَلَيْكَ مِنْ أَنۢبَآءِ ٱلرُّسُلِ مَا نُثَبِّتُ بِهِۦ فُؤَادَكَ ۚ وَجَآءَكَ فِى هَـٰذِهِ ٱلْحَقُّ وَمَوْعِظَةٌۭ وَذِكْرَىٰ لِلْمُؤْمِنِينَ ﴿١٢٠﴾

使徒よ、われらがあなたに語る過去の使徒たちに関する知らせは全て、あなたの心を真理の上に確固とさせるため。この 章には、あなたへの疑念の余地のない真理と、不信仰者に対する訓戒、信徒への有益な教訓があるのだ。

وَقُل لِّلَّذِينَ لَا يُؤْمِنُونَ ٱعْمَلُوا۟ عَلَىٰ مَكَانَتِكُمْ إِنَّا عَـٰمِلُونَ ﴿١٢١﴾

使徒よ、アッラー信仰をしないでその単一性を受け入れない人たちに言いなさい。真実を妨げ、他者にそれを妨げるあな たがたの行いを続けなさい。われわれも真実を守る行いを続け、それを呼び掛けて、忍耐強くするのだ。

وَٱنتَظِرُوٓا۟ إِنَّا مُنتَظِرُونَ ﴿١٢٢﴾

わたしたちはあなたたちに何が起こるかを見るし、あなた方はわたしたちに何が起こるかを見るだろう。

وَلِلَّهِ غَيْبُ ٱلسَّمَـٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضِ وَإِلَيْهِ يُرْجَعُ ٱلْأَمْرُ كُلُّهُۥ فَٱعْبُدْهُ وَتَوَكَّلْ عَلَيْهِ ۚ وَمَا رَبُّكَ بِغَـٰفِلٍ عَمَّا تَعْمَلُونَ ﴿١٢٣﴾

アッラーだけが天と地の見えないことに関する知識を持たれる。何も隠されない。最後の日にはすべてがかれに返される のだ。だからかれのみを崇めるように。使徒よ、すべてにおいてあなたの信頼をかれに寄せるように。かれが知らないこ とはない。かれは全知であり、誰に対してもその行いを報われる。 出典:クルアーン簡潔注釈 — タフスィール研究センター ページ 18 / 18

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